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中谷正義がOPBF王座V10 新鋭の富岡を11回TKO

2018年7月29日 21時54分

 29日エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われたOPBFライト級タイトルマッチは、チャンピオン中谷正義(井岡)が14位挑戦者の富岡樹(REBOOT)に11回2分40秒TKO勝ち。これで二桁となる10度防衛を成し遂げた。

キャリアの差を見せつけた中谷、世界はあきらめない

 序盤は新鋭富岡のスピードを生かしたボクシングが目を引いた。4回終了後の採点では2者が挑戦者の優勢とした。

 しかしこれは想定内とばかりに中谷は焦らず挽回に出る。6回、両者密着した際にすかさず中谷が右ショートを叩き込むと、富岡もろくもダウン。

 中谷はこのKO機を逸したものの、終盤もチャンスを伺いつつ挑戦者をプレス。迎えた11回、左ボディからフックの連打に持ち込み、富岡を再びキャンバスへ。

 ここも富岡はよく立ち上がったが、王者の追撃の右ストレートで後退したところで川上主審が試合終了を宣した。

 試合後の中谷は「V10は意識していませんでした。100回やります(笑い)」と舌も滑らか。井岡一法会長は「なんとか世界をやらせたい」と、初挑戦のチャンスをアピールしていた。中谷は17勝11KO無敗。7戦目ながら健闘した富岡は5勝1KO1敗1分。

大森はTKO勝ちで世界戦敗北から再起

 またセミのS・バンタム級8回戦は、1年3ヵ月ぶりの試合となった元日本バンタム級王者の大森将平(ウォズ)がブライアン・ロベターニャ(比)に2回2分45秒TKO勝ち。マーロン・タパレスとの世界戦以来となる再起を果たした。

 初回大森は相手の変則的な右フックでふらつく場面があったが、危なかったのはこれぐらい。サウスポーからの右ジャブでコントロールし、2回に強烈な左ストレートをカウンター。ロベターニャをグラリとさせてストップを呼び込んだ。

 対戦相手の計量失格で再起戦が延びていた大森(19勝14KO3敗)は「ようやく一歩踏み出せました」と笑顔を見せた。

◇S・フライ級8回戦
石田匠(井岡)[TKO4回31秒]リチャード・クラベラス(比)

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