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コバレフ敗れる、アルバレスが予想覆しTKO勝ち

2018年8月5日 15時26分

 米アトランティックシティのハードロック・ホテル&カジノで4日(日本時間5日)行われたWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチは、挑戦者エレイデル・アルバレス(コロンビア=カナダ)が王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に7回2分45秒TKO勝ち。世界タイトル初挑戦でベルトを巻いた。

殊勲の勝利を挙げたアルバレス

 賭け率で7-1ほどで有利を予想されたコバレフが自慢の強打を振るって序盤リード。4回までは3ジャッジともすべてロシア人の優勢につけた。アルバレスはヘッドバットでカットを負い劣勢だったが、粘り強く対処。迎えた7回、強烈な右ストレートでコバレフを倒す。

アルバレスは7回にコバレフを仕留めた

 ダメージが残る王者は左フックから右クロスを浴びて2度目のダウン。続行に応じたものの、アルバレスの右から左が命中。崩れ落ちるとレフェリーが試合を止めた。

 殊勲のアルバレスは24勝12KO無敗。コロンビア出身でカナダ・ケベック州在住。同じカナダのWBC王者アドニス・スティーブンソンの指名挑戦者だったが、スティーブンソンが対戦を拒否。チャンスを与えたコバレフを倒し、34歳で王者に到達した。

7回まではコバレフがリードしていた

 元L・ヘビー級3冠統一王者コバレフ(35歳)は32勝28KO3敗1分。アンドレ・ウォードとの再戦で敗れた後、ウォードの引退で空位となったWBO王者に復帰したが、2度目の防衛戦で再び無冠となった。Photos/SUMIO YAMADA

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