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源大輝が9回TKO勝ち ダウン挽回で日本Fe級初防衛

2018年8月9日 20時32分

 日本フェザー級タイトルマッチが9日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、王者の源大輝(ワタナベ)が挑戦者3位の大坪タツヤ(T&T)に9回2分24秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

9回の攻防、この直後に源(右)がストップ勝ち

 15年8月の細野悟(大橋)戦に次ぐ2度目のタイトル挑戦に燃える大坪が序盤は優勢。ボディ攻めが功を奏し、これが効いたのか、強打が自慢の王者はピッチが上がらない。源は3回、前に出るが、大坪の右が炸裂して王者はダウンを喫した。

 このピンチをしのいだ源は4回、接近戦を仕掛けてコツコツと上下に打ち分けると、大坪がペースダウンしてくる。5回は源が右を決めてから猛攻。ラウンド終盤には大坪をダウン寸前にまで追い込んだ。5回終了時の採点は48-46×3で大坪がリードした。

 6、7回は下がる大坪を源が追いかける展開となった。ダメージを蓄積していく大坪は8回に1発決めて反撃に出たものの源は冷静に対処。源が9回に攻め込み倒れ込んでところで主審が試合を止めた。

 源は16勝13KO5敗。「まだ大きなことは言えないですけど、日本人でやりたい選手が2人います。1人は東洋太平洋王者の清水聡選手、もう一人が(ランキング1位の)阿部麗也。サウスポーに自分は負けていない。その先に世界が見えてくるのかなと思う」と両選手との対戦を希望した。2度目の日本王座挑戦に失敗の大坪は12勝4KO9敗1分。

◇56.0キロ8回戦
田村亮一(JBS)[2-1(77-76×2、76-77)]ジェストニ・アウティダ(比)

 日本S・バンタム級3位の田村はいつも通りアグレッシブなスタイル。比国フェザー級6位アウティダの右をもらいながらも圧力をかけ続、右ストレート、左ボディで迫った。田村が前に出ながらも、アウティダの右、左ボディも断続的に決まりながら試合は進行。最後まで被弾の多かった田村が辛うじて判定をものにした。田村は11勝6KO3敗1分。アウティダは11勝5KO9敗。

 前座の158ポンド6回戦は、昨年の全日本ミドル級新人王で、日本同級7位の加藤収二(中野サイトウ)が西原成紀(仲里)に4回2分13秒TKO勝ちした。

 また、東大出身の弁護士ボクサー、坂本尚志(青木)は日本ライト級7位の斉藤正樹(TEAM10COUNT)にチャレンジしたものの、2回にダウンを喫して4回2分58秒負傷判定負け。15日に37歳を迎える坂本はランク獲得で現役続行を目論んだが叶わず。試合後は同門の世界王者、木村翔にリング上でねぎらわれた。

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