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8.25世界戦の大竹秀典 ドグボエ対策に抜かりなし

2018年8月13日 20時16分

 8月25日(日本時間26日)米アリゾナ州クレンデールのヒラリバー・アリーナでWBO世界S・バンタム級王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)に挑戦する同級6位の大竹秀典(金子)が13日、東京・下北沢のジムで練習を公開した。

ミット打ちではシャープなパンチが目を引いた

 大竹はサンドバッグ打ちや飯田勇二トレーナーとのミット打ちで汗を流した。「この暑さですから。ここから体重を落としながら疲労をうまく抜いていかないといけない」。自身2度目の世界挑戦まであと2週間を切った大竹だが、ベテランらしく落ち着いた様子で最終局面を迎えている。

 チャンピオンは身長157センチと小柄で、19勝13KO無敗の戦績が示すようにパンチもあるのが特徴。なかなか小柄なパートナーがいないという中、大竹はスピードのあるアマチュア選手らと約80ラウンドのスパーリングでドグボエ対策に励んできた。

 参謀役の飯田トレーナーは「(ドグボエは)上半身が強いわりには下半身が細く、バランスの悪いところがある。ボディを打つと嫌がるので、よけてボディ打ちは練習してきた。後半に倒したい」とコメント。大竹もボディを「キーになると思う」と明かした。

「まだボクシングを続けたい」と大竹

 相手に圧力をかけてロープに追い込み、ボディ攻撃で削っていくボクシングは、大竹が長年培ってきた得意のスタイルだ。今回はそのスタイルがより生きるよう、ショートパンチのコンビネーションにも磨きをかけた。

 試合当日はゴールドの勝負衣装でリングインする予定で、つい先日、髪の毛にもゴールドのメッシュを入れた。2度目の世界挑戦にかける37歳は気合十分。「まだまだボクシングを続けたい。負けたら引退とならないようにがんばりたい」と言葉に力をこめた。

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