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2018年8月16日木曜日

岩佐リズムに乗れず判定負け IBF・SB級防衛失敗

 IBF世界S・バンタム級タイトルマッチが16日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの岩佐亮佑(セレス)が挑戦者1位のTJ・ドヘニー(アイルランド)に3-0判定負け。2度目の防衛に失敗した。スコアは115-113、116-112、117-112。

 長身サウスポーでアウトボクシングを得意とする岩佐に対し、ドヘニーは低いガードで脚を使ったボクシングを展開。初回、岩佐のパンチで右目下をカットするが、ザ・パワーのニックネームとは裏腹に、思いのほかよく動くのは岩佐にとっても予想外か。

 序盤戦は互いに駆け引きの時間が長く、クリーンヒットがないまま進行した。手数はややドヘニーが多いように見えるが、ドヘニーが飛び込むとクリンチになることもしばしば。ポイントがどちらに流れているかは読みにくかった。

 ジャブ、続く左も出ない岩佐に対し、ドヘニーは6回、左から連打で襲い掛かった。岩佐が反撃したものの、挑戦者はボディ攻撃も見せてこの回はしっかり攻勢をアピールした。

 7、8、9回は、岩佐が時折いいパンチを当てながらも、ドヘニーが細かくパンチをヒットして押し気味。いよいよ防衛に黄色信号がともったが、10回に入ると序盤によく動いたドヘニーがペースダウン。岩佐のボディショットが効き、11回は左も決まってドヘニーが完全に失速してきた。ホールは大歓声だ。

 しかし12ラウンドはドヘニーが息を吹き返し、岩佐の追撃は尻すぼみとなって終了。ジャッジの判定は3者ともドヘニーだった。岩佐は25勝16KO3敗。歓喜のドヘニーは20勝14KO無敗。試合後は亀田和毅(協栄)がリングに乱入。勝利に沸くドヘニー陣営に対戦を要求しようとしたが、「あっちに行け、いまはオレの時間だ」(ドヘニー)と言われて退散した。

岩佐の話「ジャブで距離を取れなかったから、左につなぐことができなかった。距離がちょっと遠かったですね。追い詰めたところでクリンチされて…不完全燃焼ですね。

11ラウンドは効いているのはわかったけど、それもうまくごまかされましたね。(自分の攻撃も)単調だったと思います。相手のパンチ? ありましたよ。何ラウンドだったか、1回効いたときがありました」

むこうがオレの苦手なことをやってきた気がします。もっとガンガンくると思ったけど…うまかったですね。ちょっとショックですけど、これが現実です」

セレス小林会長の話「打ち込んでいく勇気がない。練習ではだいぶできているけど、本番では出せない。8ラウンドから倒さないと勝てない、勝負しろと言ったけど、手数が出なかったですね」

◇52.5キロ10回戦
江藤光喜(白井・具志堅S)[KO6回1分14秒]デルフィン・デ・アシス(比)

 S・フライ級でWBA9位、WBC5位、WBO7位にランクされる江藤がセミに登場。長身の江藤はジャブ、左ボディブローを決める好スタートを切ったかに見えたが、初回終盤、打ち終わりに左フックを合わされてグラリ。しかし危ないシーンはこれだけで、2回からは再びボディ、右ストレートで攻め、3回にはラッシュを披露するなど一方的な展開となった。

 その後、アシスに粘られた江藤は6回にスパート。ボディから右ストレートを決めて比人をキャンバス送りにすると10カウントとなった。江藤は15年11月の世界戦敗退から6連勝で23勝17KO4敗1分。「目指すは世界チャンピオンです!」とアピールした。アシスは9勝6KO6敗。  

◇ライト級6回戦
小田翔夢(白井・具志堅S)[TKO3回1分31秒]脇田将士(堺東ミツキ)

 日本ライト級6位の小田と日本同級14位の脇田の一戦は、日本ユース・ライト級王座決定戦の準決勝という位置づけ。小田は右ボディ・ストレートから長身サウスポーの脇田を崩していった。攻撃がやや粗く、打ち終わりにパンチを被弾するシーンもあったが、3回に右をカウンターで決めると脇田がダウン。さらにダウンを追加したあと、タオルが投入された。パワーを見せつけた小田は9勝8KO無敗。脇田は3連敗で8勝3KO8敗2分。

◇50.0キロ6回戦
須藤大介(三迫)[3-0(58-56、59-55×2)]石本純(ワタナベ)