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緒方汐音がWBO女子AP・L・フライ級王者に

2018年9月3日 0時18分

 グリーンツダ、大成、寝屋川石田の3ジム合同主催の第1回「GTI3GYMS MACHING」が2日、大阪府寝屋川市立市民会館で行われた。メインのWBO女子アジアパシフィックL・フライ級王座決定8回戦は、OPBF女子同級2位の緒方汐音(29=寝屋川石田)がOPBF女子ミニマム級5位、塙英理加(28=UNITED)を3-0判定で下してタイトルを獲得した。

緒方(右)は右で塙の前進を止めた

 開始ゴングから塙が左右フックで猛然と襲いかかった。防戦を強いられた緒方だったが、2回からは打ち合いに巻き込まれないように、足を使いながらジャブで距離を保ち、塙の連打をかわした。3回から緒方は落ち着きを取り戻して、ジャブからのワンツーをヒット、ポイントを積み上げた。

 塙は強引に打って出るも、緒方のリーチをくぐって懐に入れず、持ち前のボディ連打から顔面へのパンチを決めることができない展開が続いた。6回に右フックをヒットして、緒方を後退させるも、そこから詰め切ることができなかった。最終8回も手数を緩めなかったが、緒方の反撃もあり、追い上げも届かず。

 王座に就いた緒方は兵庫・日ノ本学園高、大阪国際大学でサッカー部で活躍、クラブチームに所属しながらボクシングを始めた。「塙選手は世界戦も経験しており、パンチが強かった。2度ほど効かされたが、足を使うことができた。もうひとつ上のベルトを目指していきます」と語った。緒方は10勝2KO6敗。塙は9勝3KO3敗。

◇WBO女子アジアパシフィックL・フライ級王座決定8回戦
緒方汐音(寝屋川石田)[3-0(77-75、78-75、78-74)]塙英理加(UNITED)

◇S・バンタム級8回戦
松岡輝(大成)[KO2回2分55秒]此村勇(堺東ミツキ)

◇S・フライ級8回戦
那須亮祐(グリーンツダ)[3-0(79-73、80-73、80-72)]松井謙太(三河)

◇51.5キロ8回戦
長田瞬志(堺東ミツキ)[KO4回2分56秒]松岡新(大成)

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