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佐川遼が松本亮を下す 右ストレートで3回TKO勝ち

2018年9月11日 20時16分

 後楽園ホールで11日「第65回フェニックスバトル」が開催され、日本・S・バンタム級7位の松本亮が2月のWBA世界S・バンタム級タイトルマッチで王者ダニエル・ローマン(米)に敗れて以来のリング。フェザー級8回戦で日本同級8位にランクされる佐川遼(三迫)に3回1分30秒TKO負け。再起戦を飾れなかった。

佐川の右が炸裂、松本がキャンバスに崩れ落ちた

 初回から佐川が松本の打ち終わりに合わせて右ストレートを打ち込んだ。これで松本は熱くなったか、強気にジャブ、左ボディで巻き返そうとするが、フットワークを使いながら右を狙う佐川が優位に立った。

 佐川は2回に入ると立て続けに右ストレートをヒット。迎えた3回、佐川の右カウンターがドンピシャでヒットすると、打たれ強い松本がガックリとダウン。フラつきながら立ち上がり懸命に応戦するが、佐川が連打で襲い掛かり、主審が割って入った。

佐川(右)は初回から右が冴えた

 東農大出身の佐川は5勝3KO1敗。「松本選手は上体が動かないから、自信のある右ストレートが当たると思った」と会心の勝利を喜んだ。初のフェザー級戦で身体的優位に立てなかった松本はガードの甘さを突かれた形。連敗で戦績は21勝19KO3敗となった。

スピードの丸田(右)とパワーの溜田、好カードだ

 メインの前には、日本S・バンタム級10位の丸田陽七太(森岡)と日本フェザー級12位の溜田剛士(大橋)が12月3日、後楽園ホール「フェニックスバトル」でフェザー級10回戦を行うと発表された。

 関西のホープとして15年のデビューから注目を浴びる丸田は7勝6KO1敗1分。昨年10月、初のOPBF王座挑戦はベテラン王者の大竹秀典(金子)に敗れたものの、将来性を大いに感じさせる21歳だ。

 25歳の溜田(18勝16KO3敗2分)は昨年8月、閉鎖されたヨネクラジムの最後の戦士として日本ユース・フェザー級王座を獲得。大橋ジムに移籍後は4連勝をマークしている。

 溜田は「僕が倒して勝ちます」。丸田は「いい試合をします。そして僕が勝ちます」。互いに勝利を宣言した。

平岡(左)は無敗キープでユース王座を防衛

◇日本ユースS・ライト級タイトルマッチ8回戦
平岡アンディ(大橋)[TKO3回2分2秒]吉開右京(島袋)

 挑戦者の吉開サウスポースタイルで積極的なスタートを切ったが、王者のサウスポー平岡が左カウンターを決め、吉開は初回に左目上部をカットした。

 平岡のアウトボクシングが機能し始めた3回、そうはさせじと吉開が攻め、平岡をロープに押し込みボディを連打したところで、平岡の右フックが炸裂。吉開がバッタリ倒れ、ノーカウントでストップとなった。

 22歳の平岡はデビューから無傷の13連勝(9KO)。吉開は6勝5KO3敗。なお日本ユース・タイトルマッチはこの試合からJBCが正式に認定するタイトルマッチとなった。

 前座では大橋ジムのホープがインドネシア勢にそれぞれ勝利した。東農大からプロ入りした桑原拓は51.0キロ6回戦でアルディ・テファを1回46秒TKOで下しデビュー2連勝(2KO)。中央大出身の保田克也はライト級6回戦でアンショリ・アンハーピトゥレイに3回2分39秒TKO。こちらは3連勝(2KO)となった。

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