2018年9月14日金曜日

訃報 元日本フライ級王者 松本芳明さん死去

 元日本フライ級チャンピオンの松本芳明さんが13日午後東京都内の病院で亡くなった。71歳だった。

 松本さんは東京都中央区人形町生まれの江戸っ子。昭和30年代後半のボクシング全盛時に田辺ジム(後楽園ジム)に入門し、64年に荏原ジムからプロデビュー。小柄ながら闘志あふれるインファイトで人気を博し、68年2月、スピーディー早瀬(中村)に判定勝ちして日本フライ級タイトル獲得した。

 荏原ジムはオーナー交代で金子ジムに変わっており、松本さんは何人も名選手が輩出した金子ジムの初代チャンピオンとなり、同ジムのOB会長も務めた。

 タイトルは同年6月に早瀬とのリターンマッチで判定負けしたため短命チャンピオンに終わったが、後の世界王者花形進(カワイ)と1勝1分、69年5月にはやはり後の世界王者となる大場政夫(帝拳ジム)と対戦、1度ダウンを奪ったものの10回判定負けを喫している。

 この他、世界フライ級王者になる前のエルビト・サラバリアと2戦して1敗1分、フィリピンやタイ、メキシコにも遠征していた。通算50戦26勝9KO13敗11分のレコードを残している。

 72年に引退後は東京・新小岩で40年以上にわたりとんかつ店を営み、多くのボクシング関係者が通った。しかし7年前に難病のALSを発症したため闘病生活を送っていた。

 松本さんの葬儀は、19日18時から通夜、20日11時から告別式が、それぞれ伊藤葬祭「メモリーホーム新小岩」で営まれる。住所は東京都葛飾区新小岩2-39-3。問い合わせは伊藤葬祭(電話03-3651-1241)。