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元世界王者の小國が現役復帰 12.1再起戦で来年勝負

2018年9月26日 16時36分

  元IBF世界S・バンタム級チャンピオンの小國以載(角海老宝石)が26日、東京・大塚のジムで記者会見を開き、現役復帰を発表した。小國は12月1日、後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」で復帰戦を行う(対戦相手未定)。

「うそをついた」とピノキオに扮して会見した小國

 小國は昨年9月、初防衛戦で岩佐亮佑(セレス)に敗れた直後、現役引退を表明した。当時はその理由を詳細に明かさなかったが、長らく右手首を腱を痛めていたことが大きな理由だったという。

6年間痛めていた右手首を手術

 右手を痛めたのはOPBF王者時代だった12年1月のこと。スパーリングでパンチを打ち込んだ際に痛め、その後はずっと痛み止めでごまかし、右ストレートは中から射抜くのではなく、外から流すように打つなどしてボクシングを続けてきた。

 小國によると、岩佐戦後に医者から手術したら治ると言われ、今年1月31日に手術を実施。腱の損傷が2ヵ所、筋膜が破れ、水がたまっているなどの症状を治療した。最終的に現役復帰を決断したのは7月。医者からゴーサインが出て、自らも感触を確かめて鈴木真吾会長にその旨を打ち明けたという。

 小國は「こっちに来てからは(13年5月に角海老に移籍)右を打てない状態だった。右が治ったらどれくらいできるのか知りたい。これまで打てなかったパンチも打てるようになると思う」と復帰の理由を説明。4月に入籍し、8月に長男が生まれたことも決断に影響したという。

会見には岡田(左)と12.1でメインの細川も登場

 12月1日の復帰戦を問題なくクリアし、来年には世界挑戦なり勝負の試合をするというのが陣営の描くプランだ。小國は「やってみたい相手」としてWBO王者のアイザック・ドグボエ(ガーナ)や、世界タイトル戦で敗れた岩佐、OPBF王座を奪われた和氣慎吾(FLARE山上=現日本王者)の名前を挙げた。

 ちなにみ小國は13年3月、和氣に敗れた直後にも引退を表明。引退宣言撤回は今回が2度目とあり、会見では「また嘘をついてしまいました」とピノキオに扮して報道陣を笑わせた。

 なお12月1日の「ダイナミックグローブ」は日本S・ライト級チャンピオンの細川バレンタイン(角海老宝石)がメイン。ベテランの稲垣孝(フラッシュ赤羽)と2度目の防衛戦を行う。

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