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宮崎が薄氷の勝利、2度目の防衛に成功

2013年9月11日 20時00分

 WBA世界ミニマム級タイトルマッチが11日、ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)で行われ、チャンピオンの宮崎亮(井岡)は同級1位で暫定王者のヘスス・シルベストレ(メキシコ)を2-0判定で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは114-114、115-114、115-113。

両目を大きく腫らしながら果敢に攻める宮崎(左)

 宮崎はここ最近の試合と同じように、足を止めてジャブからコンビネーションへとつなぐスタイルで試合をスタートさせた。コンビネーションのスピードでは宮崎が上。一方のシルベストレは細身の体でパワーは感じないものの左ボディブローがなかなか巧みだ。宮崎の左フックを警戒し、右のガードをしっかり上げているところも目を引いた。

 先にいい場面を作ったのはシルベストレだった。4回、シルベストレが立て続けに右をクリーンヒット。宮崎はマウスピースをキャンバスに落とした。中盤はシルベストレが試合を優位に進めているように見えた。2回に偶然のバッティングで左目尻をカットした影響なのか、宮崎は果敢にコンビネーションを放つとシルベストレのパンチを必ず被弾してしまう。5回あたりから顔面の腫れが目立つようになった。

 宮崎は8回から足を使い、右中心の組み立てで事態の打開を図った。終盤は宮崎の右ストレートがヒットすれば、シルベストレもボディブローや左フックも炸裂する展開。宮崎は10回、またしても偶然のバッティングで激しく出血するとここからは前に出て勝負をかけ、ラスト2ラウンドは激しく打ち合った。軍配はチャンピオンに上がったが、宮崎にとっては苦戦だった。試合後の宮崎は「もうミニマム級には悔いはない」と話し、L・フライ級への転級を宣言した。宮崎は20勝11KO3分。シルベストレは27勝20KO4敗。

◇S・フライ級8回戦
石田匠(井岡)[2回1分30秒KO]ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)
 日本フライ級3位の石田がWBA・S・フライ級11位のペッチバンボーンに快勝した。石田は初回からジャブをよく当て、2回に左ボディブローでフィニッシュ。ペッチボーンはまったくいいところがなかった。

◇54.5kg契約8回戦
山本隆寛(井岡)[3回1分31秒KO]ピラサックレック・ウォーポーシーサケット

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