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拳四朗が井上にあ然「持っていかれた感がすごい…」

2018年10月8日 12時28分

 WBC世界L・フライ級王座の4度目の防衛に成功したチャンピオンの拳四朗(BMB)が試合から一夜明けた8日、都内のホテルで記者会見を開いた。

寺地会長の肩にかかるのはWBCから贈られたトレーナー用の記念品

 前夜の防衛戦は、元IBF王者ミラン・メリンド(比)をほとんど寄せ付けずに7回TKO勝ち(最後はカットにより試合続行不可能でTKO)。「(メリンドの)右は大振りだったので見やすかった。距離的には作戦通り。3、4ラウンドぐらいからペースを握った感があった」と試合を振り返った。

 父の寺地永会長が「メリンドが打たれ強いのは知っていたので、倒せなければカットでTKOも考えていた」というから、すべては想定内の試合だったと言えるだろう。親子ともども納得のいく防衛戦だったようだ。

 ただし、話がメインイベントで衝撃の初回KO勝ちを収めた井上尚弥(大橋)に及ぶと、「持っていかれた感はすごいですよ。完全に消されましたね。あれはしょうがないです」とちょっと悔しそう。

 前回も井上と同じリングで前王者に2回KO勝ちの内容ながら、井上が初回KOで3階級制覇を達成し、自身の存在がかすんでしまった。これにはいつも笑顔の拳四朗も「どっちもいい勝ち方なんですけどね。井上くんを上回るには? 10秒ぐらいで終わることですかね」とあきらめ顔だった。

 井上以上のインパクトを残すことはできなかったが、難敵を危なげなく退けたことは評価に値する。「求めているボクシングに近づいている」という拳四朗は「(年内でも)全然余裕です!」と暮れのイベント出場をアピールした。

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