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サンダースのライセンス不許可 WBO王座はく奪も

2018年10月10日 9時49分

 今月20日、米ボストンで予定されるWBO世界ミドル級タイトルマッチに関して、地元のマサチューセッツ州アスレチック・コミッションが9日(日本時間10日)緊急発表。王者ビリー・ジョー・サンダース(英)にライセンスを発給しない決定を下した。サンダースはVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)が8月末に実施したドーピング検査で違反物質オキロフリンが検出されていた。

 これによりWBOがサンダースの王座をはく奪する可能性が高まり、挑戦者のデメトゥリアス・アンドラーデ(米)はランキング2位ウォルター・カウトンドクワ(ナミビア)と暫定王座決定戦(はく奪となれば王座決定戦)が組まれる運びとなりそうだ。

 アンドラーデは実績とネームバリューのあるサンダースとの対戦を希望するが、WBOのバルカルセル会長は「地元(管轄)コミッションの決定に従う」と語っている。

 カウトンドクワ陣営は歓迎の姿勢を強調しており、契約が締結され次第渡米するもよう。同選手はWBOアフリカ王者で、これまで17勝16KO無敗。

 ちなみにスタミナの増強に効果があるといわれるオキロフリンは英国では試合当日の検査のみ違反物質に指定されている。今後サンダース側が異議を申し立てる可能性もある。ストリーミング配信サービスDAZNが中継する試合でサンダースは推定230万ドル(約2億6000万円)の報酬が見込まれていた。

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