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内藤律樹が2-1勝ち 永田に大苦戦し薄氷防衛

2018年10月11日 21時44分

 11日後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、OPBF・S・ライト級タイトルマッチは、王者の内藤律樹(E&Jカシアス)が挑戦者12位の永田大士(三迫)に2-1判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは114-113×2、113-114。

内藤(右)は激戦を制して防衛に成功

 サウスポー対決は、スピードで内藤、パワーで永田。スタートは永田が体格のアドバンテージを生かし、低い姿勢からジャブで圧力をかけていくと、2階級下から上げてきた内藤は下がりながら防戦を強いられる。永田の左がヒットするシーンもあり、タイトル初挑戦の永田が好スタートを切った。

 しかし永田はラウンドを追うごとにジャブが減り、この間に内藤がボクシングを立て直す。ジャブ、そして左を内側、外側から打ち込み、ボディへのコンビネーションも打ち出した。4回を終了して3ジャッジそろって38-38とイーブンにつけた。

 永田は5回にネジを巻きなおして前に出たが、6回以降は再び圧力が弱まり、中間距離での攻防が増える。永田の左がヒットする場面もあるが、ヒットの数では、内藤のジャブ、外側から打ち込む左が上回る。ただし、ダメージはあまり与えられていない印象だ。

 内藤に余裕が出てきかに思えたが、8回に状況が一変する。永田の左が炸裂し、内藤が足をばたつかせるピンチ。永田はラッシュしたものの、内藤はロープを背負いながらボディワークでこれをかわし、ピンチをしのいだ。

永田は10回にダウンを奪ったが、11回に出ていけなかった

 永田は9回に前に出ることができなかったものの、10回に左カウンターが炸裂して内藤が背中からキャンバスに崩れ落ちた。内藤はフラフラだったが、ここもボディワークでしのぐと、11回はガードを上げて接近戦を挑み、右ボディやアッパーでこのラウンドを優勢に進める。

 最終12回は永田も攻めて激戦に。ここでもクリーンヒットの数で上回った内藤が辛うじてベルトを守った。内藤は21勝7KO2敗。11回に攻めきれなかった永田は11勝5KO2敗1分。

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