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川島翔平はTKO勝ち、前世界王者の山中竜也が引退式

2018年10月14日 9時32分

 真正ジム主催の「第59回リアルスピリッツ」は13日、神戸市の神戸サンボーホールで開かれた。メインでは日本S・バンタム級15位、川島翔平(真正)がフィリピン・フェザー級13位、ロニー・カンボスの乱打戦に巻き込まれかけたが、立て直して距離をキープ、5回TKO勝ちした。

川嶋は鮮やかな5回TKO勝ちだった

 セミにはジム期待の芦屋大出身のアマエリート、山内祐季(真正)が登場。8勝7KO2敗のアルビン・メデュラ(フィリピン)と打ち合ったが、偶然のバッティングで山内が鼻骨を骨折したことが判明、5回負傷判定で山内がデビュー2連勝をマークした。

 メインの前に前WBO世界ミニマム級王者、山中竜也(真正=引退)の引退式が行われ、山中は涙を流しながら「みなさんのおかげで楽しくボクシングをすることができました。長谷川穂積さんの言葉を借りるなら、あの頃はよかったではなく、あの頃もよかったと思えるように、これからも頑張ります」とあいさつ、惜別のテンカウントゴングを聞いた。

涙を見せながら引退のあいさつをする山中

 大阪・堺市生まれの5人きょうだいの長男で、長谷川にあこがれて中学2年生の時に真正ジムに入門。高校には進まず、アルバイトをしながらコツコツと練習を続けて、世界王者に登り詰めた。今年7月の2度目の防衛戦で判定負け。試合後、硬膜下血腫が判明し、JBC規則により引退を余儀なくされた。

期待の山内(左)は負傷判定勝ち

◇56.7キロ8回戦
川島翔平(真正)[TKO5回2分2秒]ロニー・カンボス(フィリピン)

◇S・バンタム級6回戦
山内祐季(真正)[5回0分5秒負傷判定3-0(50-46×3)]アルビン・メデュラ(フィリピン)

◇バンタム級6回戦
杉森太一(真正)[3-0(58-57、59-55×2)]山口結人(K&W)

◇S・バンタム級6回戦
諏訪亮(真正)[3-0(59-57、58-57×2)]木元紳之輔(ワタナベ)

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