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村田諒太まさかの王座陥落 ブラントに大差負け

2018年10月21日 13時54分

 WBA世界ミドル級タイトルマッチが20日(日本時間21日)、米ラスベガスのパークシアターで行われ、チャンピオンの村田諒太(帝拳)はランク3位の指名挑戦者ロブ・ブラント(米)に3-0判定負け。2度目の防衛に失敗した。スコアは118-110、119-109×2だった。

 ラスベガスで3試合目ながら、世界チャンピオンとしては初めて“聖地”でメインイベンターを務める村田。KO勝利が期待される試合だったが、先制したのは挑戦者だった。

 ブラントは初回、ジャブ、ワンツー、左右のボディブローと積極的に手を出し、前に出ようとする村田を止めた。右アッパーも決まり、2回にはワンツーからジャブというコンビネーションもヒット。村田は左ほほが腫れ、鼻血も出て、苦しいスタートになった。

 パワーで上回る村田は3回に左ボディ、右ストレートで反撃。徐々に圧力を強め、ワンツーの数も増えてきた。5回は村田が立て続けにワンツーで攻め、ブラントもこれに応じ、リングの中はヒートアップしていった。

村田(左)は武器の右を封じられた

 ようやく調子が出てきたかに見えた村田だが、中盤に入っても試合のペースを握ることはできなかった。村田はワンツーで攻め込むものの、精度は上がらず、ブラントは単発で軽打ながらタイミングのいいジャブや右をコンスタントにあてた。

 終盤も村田は懸命に攻めたが、ブラントをつかまえきれず、逆にカウンターで顔面を跳ね上げられてしまうなど、ジャッジにアピールできない。終わってみれば大差での判定でベルトを失うことになった。村田は14勝11KO2敗。世界初挑戦でWBAベルトを奪取したブラントは23勝16KO1敗。Photo/SUMIO YAMADA

 セミでは新鋭のマキシム・ダダシェフ(ロシア)がベテランの元WBCライト級王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)に3-0判定勝ち。スコアは98-92、97-93、96-94。ダダシェフは保持しているNABF・S・ライト級王座の防衛に成功した。

 アンダーカードには、ロンドン五輪決勝で村田に敗れたエスキバ・ファルカン(ブラジル)はこれでデビューから22連勝(15KO)。ファルカンはWBA6位、WBC13位にランクされている。ロンドン五輪フライ級銅メダリストのマイケル・コンラン(アイルランド)は9連勝(6KO)。

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