2018年11月4日日曜日

東日本新人王決勝 MVP峯田光ら帝拳勢が4人栄冠

 東日本新人王決勝が4日、後楽園ホールで行われ、12階級で勝者が決まり、最優秀選手賞にはフェザー級の峯田光(帝拳)が輝いた。

 技能賞にはフライ級の荒川竜平(中野サイトウ)、敢闘賞にはライト級の橘ジョージ(協栄)が選ばれた。また、帝拳ジムから4人の東日本新人王が誕生した。

 この日の勝者が西軍代表(決定戦は11.18エディオンアリーナ大阪第2競技場)と対戦する全日本新人王決定戦は、12月23日後楽園ホールで ゴングとなる。試合の結果は以下の通り。

◇ミニマム級5回戦
柴沼智樹(KG大和)[2-0(48-47×2、48-48)]岡田真虎(JBS)

 サウスポー対決は前に出る柴沼とこれを迎撃する岡田という構図。柴沼がボディ攻撃を決め、岡田のアッパーがヒットするなど互いに持ち味を出して終了のゴング。軍配は小差で柴沼に上がった。柴沼は8勝2KO3敗。岡田は4勝2KO3敗1分。

◇L・フライ級4回戦
亀山大輝(ワタナベ)[3-0(39-36×3)]河野勇太(SRS)

 サウスポーの亀山が初回から飛ばした。左ストレート、右フックで畳みかけ、ラウンド終盤に左ストレートで河野に尻もちをつかせた。2回以降、亀山は脚も使いながら試合を組み立て、ボディ攻撃を軸に追い上げを図った河野を振り切った。昨年は東日本決勝で敗れ、3度目の挑戦で東日本新人王となった亀山は6勝2KO2敗1分。河野は3勝5敗1分。

◇フライ級5回戦
荒川竜平(中野サイトウ)[TKO3回16秒]太田憲人(ワタナベ)

 サウスポーの両者は今年4月に対戦して太田の2回TKO勝ち。リベンジに燃える荒川はジャブで距離を取りながらリズムを作り、初回に左ストレートでダウンを奪うと、2回早々にも左を効かせて太田をキャンバスに沈めた。

 絶体絶命のピンチに陥った太田は、廃校の危機に瀕する母校、北星学園余市高の存続運動にかける思いが力になっているのか、足元をふらつかせながら驚異的な粘りを見せた。右フック、左ストレートで荒川に迫ったが、いかんせんダメージが大きかった。3回にまたしても左をもらってダウンをすると、主審が即ストップした。

 昨年の東日本決勝で涙をのんだ荒川は6勝3KO2敗1分。トランクスに北星余市のネームを入れ、勝利への執念を見せながら敗れた太田は4勝1KO1敗。

◇S・フライ級4回戦
若木忍(北海道畠山)[3-0(40-36×3)]碇瑠偉(厚木ワタナベ)

 パワーで上回る若木が初回から碇の懐に入って左ボディ、アッパーを打ち込んでいった。ボディをもろに食らって苦しい碇は2回から頭をつけた打ち合いを挑んで挽回を目指したが、打撃戦でも若木が上回った。若木は3勝2KO1敗1分。19歳の碇は4勝1敗2分。闘争心は旺盛だったが被弾が多かった。

◇バンタム級4回戦
石川春樹(RK蒲田)[2-0(39-36×2、38-38)]ビバリー塚田(ワタナベ)

 サウスポーの塚田が圧力をかけ、距離を取りたい石川がこれを迎え撃つ展開。塚田は何度も石川にロープを背負わせたが、石川はこれをしのぐと徐々に右フックを合わせ始め、有効打で上回るようになる。迎えた4回、ロープ際で石川がカウンターの左フックを決めてダウンを奪い、勝利を決定づけた。石川は6勝5KO。塚田は3勝2KO2敗1分。

◇S・バンタム級4回戦
三尾谷昂希(帝拳)[2-1(39-38、39-37、37-39)]小川将太(UNITED)

 長身サウスポーの三尾谷が距離を取ってカウンターを狙い、小川は愚直に前に出て三尾谷を追った。三尾谷の左カウンターが決まるシーン、小川が三尾谷をつかまえて左フックを打ち込む場面もあったが、ともに決定打は出ないままゴングとなった。三尾谷は5勝1敗1分。小川は1勝1KO2敗1分。

◇フェザー級5回戦
峯田光(帝拳)[TKO1回3分3秒]中村由樹(輪島功一S)

 好勝負を期待された一戦。ともにフェイントをかけあい、様子を探り合う立ち上がり。余裕を持っていたのは峯田のほうだった。初回終盤、峯田の右カウンターが火を噴くと中村がダウン。ダメージは深く、再開後にジャブ、右ストレートを浴びてキャンバスに沈んだ。峯田は5勝3KO。中村は4勝3KO2敗。

◇S・フェザー級5回戦
関島優作(KG大和)[3-0(48-47×3)]鯉淵健(横浜光)

 大学生対決は鯉淵が先に仕掛け、ワンツー、返しの左フックで激しく関島に迫り、関島も左フック、右クロス、アッパーを合わせて応じた。鯉淵が荒っぽく攻め、関島がシャープなパンチで対抗する展開が続き、最終回は関島がボディ攻撃を実らせ、鯉淵にダメージを与えてゴールテープを切った。関島は7勝4KO1敗。鯉淵は4勝3KO2敗。

◇ライト級5回戦
橘ジョージ(協栄)[TKO5回1分38秒]山本祥吾(ワタナベ)

 橘の右カウンターがドンピシャで決まり、山本がダウンする立ち上がり。橘は2回にも再び右で山本を沈めた。ここから山本はガッツを見せ、右を思い切り打ち込んで試合を白熱させる。しかし橘はボディ打ちも交えて徐々に山本を追い込み、最終回にストップ勝ちを呼び込んだ。3度目の挑戦で東日本新人王に輝いた橘は6勝2KO3敗。2度のダウンからよく盛り返した山本は4勝1KO3敗。

◇S・ライト級4回戦
遠藤健太(帝拳)[引き分け1-1(39-38、38-38、37-39)]星大翔(角海老宝石)

 サウスポーの遠藤が左を狙い、星が右を狙う静かな立ち上がり。数は少ないながらも、星の右が遠藤をとらえ、前半戦を取ったように見えた。しかし、3回に遠藤の左が炸裂すると状況は一変。遠藤が畳みかけ、なんとか星がしのぐ状態に。

 最終回は両者ともに疲労を隠せずゴングを聞いた。優勢点により決勝に進出する遠藤は2勝1KO1分。星は2勝2KO1敗2分。なおS・ライト級のエントリーはこの2人だけだった。

◇ウェルター級4回戦
辻本純兵(帝拳)[TKO2回14秒]西川宏次郎(八王子中屋)

 懐に入ってボディ攻撃を仕掛ける西川に対し、長身の辻本は初回終了間際、右ストレートを打ち下ろして西川をキャンバスに転がした。2回早々、前に出た西川に辻本の右がカウンターで炸裂、西川がダウンしてストップとなった。辻本は3勝2KO1敗3分。西川は4勝1KO1敗。

◇ミドル級4回戦
ワチュク・ナァツ(マーベラス)[3-0(39-37、39-36、40-36)]石田智裕(協栄)

 両者は2月に対戦してドロー。ナァツが雨に出て、上背で石田がカウンターを狙っ。クリンチも多い内容となったが、攻撃的に試合を進めたのはナァツ。3回には畳みかけ、石田がホールディングで減点1。明確に勝利したナァツは3勝1KO1分。石田は1勝1敗2分。