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メイウェザーが“異種格闘技戦” 大みそか日本で

2018年11月5日 15時16分

 元パウンド・フォー・パウンド・キング、フロイド・メイウェザー(41)が5日、東京・六本木ヒルズで開かれた格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」の記者会見に出席。大みそかにさいたまスーパーアリーナで行われる同イベントに出場し、キックボクシングのスター選手、那須川天心(20)と異種格闘技戦を行うと発表した。

メイウェザー(左から2人目)と那須川(右から2人目)

 総合格闘技への参戦や、パッキャオとの再戦がウワサされていたメイウェザーが日本の格闘技イベントを選択した。記者会見でメイウェザーは「私のスキルを披露するにあたり、いままでとは違うことをしたかった」とRIZIN参戦の理由を説明。アメリカ以外の国で初めて試合をすることにも価値を見出したという。

 互いの印象を問われた那須川が「すごくオーラを感じた。でも、パンチはあたりそうだと感じた」と答えると、白い歯を浮かべて胸の前で小さく拍手。モハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦について問われると「ハイライトで見たことがある。なかなかいいショーだった。私も大みそかに素晴らしいショーをお見せしたい」と答えた。

 榊原実行委員長はこの試合を「スペシャル・スタンディング・バウト」、「平成最後の異種格闘技戦」と表現した。ボクシングの試合ではなく、MMAの試合とも異なるという。

 ただし、グローブ、ラウンド数、キックのありなし、バックブローのありなし、といった細かいルールは未定。那須川が主にフェザー級、メイウェザーがウェルター級近辺ということで体重差も問題になるが、ルールとウエートは今後の話し合いで決めるという。

 メイウェザーはRIZINとの関係を「ここからがスタート」と語り、今後も自らがリングに立つことや、若い選手を連れてくる可能性を示し、「世界に展望を広げていきたい」と語った。メイウェザーは前回来日時、さまざまなビジネスでアジア、世界に進出したいと公言しており、RIZIN参戦をその起爆剤にする考えがありそうだ。

この日のメイウェザーは腰が低かった

 なお、ファイトマネーは明かされなかったが、RIZINの榊原信行・実行委員長は「私のプロモーター生活で最高の額。PRIDEをUFCに売ったときの残っていたお金を(手付金に)あてた」と説明。「普段100万円の選手が1万円では試合をしない」とも表現した。

 RIZINの試合の模様は例年、フジテレビで放映されている。RIZINによると今回の試合はアメリカでも生中継される予定。

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