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年末世界戦の井上拓が熱海合宿 尚弥は全面サポート

2018年11月13日 18時29分

 12月30日にWBCバンタム級暫定王座決定戦に出場する同級4位の井上拓真(大橋)が13日、WBA世界同級王者の兄・尚弥、日本S・ライト級1位の従弟・浩樹と3泊4日の熱海キャンプをスタートさせた。

この3人は厳しい練習の中にも必ず笑いがある

 今回のキャンプの主役は拓真だ。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)参戦中の尚弥と、チャンピオンカーニバルで日本タイトル挑戦権を得ている浩樹はともに次戦を来春に予定しており、年末に試合をするのは拓真のみ。ゆえに今回は拓真のための合宿なのだ。

 キャンプは初日、800メートル×10本のランニングから始まり、砂浜ダッシュ、今回初めて取り入れた17キロの土嚢を担いで走るトレーニングなど、いつにもまして厳しいメニューが組まれた。2日目以降の階段トレでも同じ土嚢を担ぐというから恐れ入る。

 尚弥が10月7日、抜群の踏み込みでフアン・カルロス・パヤノを70秒で仕留めた姿は記憶に新しいが、この踏み込みを生み出す強靭な下半身こそが、井上家のボクシングの土台となっている。だからこそトレーニングの内容も濃くなるというわけだ。

 それを十分理解している拓真は力が入りすぎたのか、初日終了間際には「何年かぶり」に足がつるアクシデントに見舞われた。これには拓真も「はりきるのはいいけど、けがをしないようにやっていきたい」と苦笑いだ。

土嚢をかかえてダッシュする浩樹、尚弥、拓真

 この合宿が終えると、再び本格的な実戦練習に戻る。対戦相手の長身サウスポー、ペッチ・CPフレッシュマート(タイ)を意識し、前IBF・S・バンタム級王者、岩佐亮佑(セレス)らにスパーリング・パートナーを要請したという。

 兄の尚弥は「サウスポー対策は可能な限りアドバイスしたい。自分は試合まで時間があるので、今回はサポート役に回る」と全面バックアップを約束。拓真は「アドバイスをしっかり聞いて対策を練っていきたい」と話した。

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