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京口紘人が大みそかマカオ KOで2階級制覇宣言

2018年11月29日 16時08分

 前IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)が12月31日、マカオのウィンパレスでWBA世界L・フライ級スーパー王者のヘッキー・ブドラー(南ア)に挑戦することが29日、正式に発表された。

階級アップで軽量級離れしたパワーはさらにアップ

 9月に世界ランカーとの対戦に快勝し、L・フライ級進出第1戦で合格点を得た京口が、満を持して2階級制覇に挑む。都内のジムで記者会見した京口は「(減量の苦しかった)ミニマム級に比べてパフォーマンスが出せる。のびのびできるようになった」と早速自信をのぞかせた。  

 対戦相手のブドラーは5月、WBA・IBF統一王者だった田口良一(ワタナベ)から3-0判定で王座を奪い、これがWBA王座の初防衛戦(IBF王座は返上)。京口としては同門の先輩、田口が7度防衛したベルトを取り戻す戦いでもあり、「モチベーションは高い」と気持ちを高めている。

 ブドラーは32勝10KO3敗のキャリアの持ち主で、独特のやりにくさを武器にする曲者だ。京口は「相手はサイドに回ると思うけど、ボディを叩いて打ち合いに持ち込みたい。KOで勝って2本目のベルトを巻きたい」と宣言。得意の左ボディを駆使し、攻めて、攻めて、ブドラーを攻略していくつもりだ。

 ブドラー対策は既に進めており、基本的には逃げる王者をつかまえる練習を繰り返しているという。今月はタイで合宿を張り、WBAミニマム級王者ノックアウト・CPフレッシュマート、12月30日に井上拓真(大橋)とWBCバンタム級暫定王座決定戦を争うペッチ・CPフレッシュマートらとスパーリングを積んできた。

井上トレーナー(右)は本日未明で飲み収め

 参謀役の井上孝志トレーナーは「京口を男にしたい。生まれて初めて禁酒をする」と毎晩欠かさない飲酒を1ヵ月絶って、京口をサポートする決意を表明。ワタナベジムに世界王者ベルトがないのは内山高志が王座を獲得した2010年1月以来のことでもあり、ジム一丸となってベルト奪取を目指す。

 なお、試合の模様はTBSで12月31日午後5時から生中継される(関東ローカル)。同じリングで行われるWBO世界S・フライ級王座決定戦、井岡一翔vsドニー・ニエテスの放送時間は未定。

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