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細川バレンタイン快勝 初回TKOで日本SL級V2

2018年12月1日 20時48分

 日本S・ライト級タイトルマッチが1日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインで行われ、王者の細川バレンタイン(角海老宝石)が挑戦者10位の稲垣孝(フラッシュ赤羽)に1回2分56秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。

このアッパーは「練習していた」と細川

 37歳で32戦のベテラン細川が、33歳で39戦とキャリアで上回る稲垣を迎えた。7年ぶり3度目の日本タイトル戦に燃える稲垣はジャブ、ワンツーを打ち込み、気迫のこもった立ち上がりを見せた。

 細川は受けに回りかけたが、初回終了間際、右アッパーを決めると稲垣がグラリ。すぐさま右フックで追撃すると、これをテンプルに食らった稲垣がダウンした。立ち上がった稲垣に細川が襲い掛かると、ロープを背負った稲垣が防戦一方となり、主審が割って入った。

1回で試合を終えた細川はよくしゃべった!

 細川は24勝10KO6敗3分。マイクを握ると「じいちゃんとばあちゃんに育てられて、格言をよく言われた。じいちゃんが“一石二鳥”といえば、ばあちゃんは“二兎を追うものは一兎も得ず”と言っていた。来年戦うであろう井上浩樹選手は、下馬評では細川が絶対やられると思われていると思いますが、ばあちゃんは“2度あることは3度ある”と言っています!」。稲垣は20勝9KO18敗2分。

今野は5回にデスティノからダウンを奪った

◇S・ライト級8回戦
今野裕介(角海老宝石)[3-0(77-74、78-72、77-72)]デスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)

 日本S・ライト級2位の今野と、5月に日本王者の細川バレンタインに敗れた同9位デスティノのランカー対決。スタートはデスティノがジャブを上下に打ち分けて距離を取り、左ボディも決め、今野が徐々に圧力を強めていく展開となった。

 4回に左フックでダメージを負った今野だが、タフネスぶりを発揮して5回にジャブ、左ボディを決め、さらに左ボディから右フックをリターンしてデスティノをキャンバスへ。6回にもタイミングよく合わせたジャブでデスティノがヒザをつくダウンを喫した。この回、デスティノはホールディングで減点1。

 デスティノは最後まで粘ったが、今野が優勢をキープした。今野は14勝7KO4敗。連敗の元ドミニカ共和国王者、デスティノは24勝22KO5敗2分。

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