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注目ヘビー級戦は早くもリマッチが話題に

ワイルダー2度倒しフューリーとドロー
注目ヘビー級戦は早くもリマッチが話題に

2018年12月2日 15時03分

 1日夜ロサンゼルスのステープルズセンターで行われたWBC世界ヘビー級戦は、王者デオンテイ・ワイルダー(米)と挑戦者タイソン・フューリー(英)が見ごたえのある12ラウンズを戦い抜き、結果は三者三様のドロー。スコアは115-111(ワイルダー)、114-110(フューリー)、113-113だった。ワイルダーはタイトル8度目の防衛。
 
 
序盤はフューリーがワイルダーを空転させる
 
 立ち上がりはフューリーのスタイルがワイルダーを空転させた。スピード、フェイント、ディフェンススキルを総動員してワイルダーの強打の数多くから身を守るフューリー。脚のフェイントから流れるように放つワンツーのタイミングがいい。
 
 中盤もフューリー・ペースで進んだ。しかし迎えた9回、ロープ際でワイルダーの右打ち下ろしと左フックで効いた挑戦者はキャンバスに崩れる。ここをしのぎ、再び自分のペースに引き寄せるフューリーはただものではない。
 
ワイルダーの強打は9、12回に炸裂したが…
 
 このまま試合が終了するかと思えた最終回、またしてもドラマが演じられた。シャープなワイルダーの右ストレート、そして左フックを食らったフューリーが痛烈に倒されたのだ。ここで終わったかと思えるようなダウン。ワイルダーのまさに面目躍如のダウンシーンだったが、フューリーは立ち上がり、それ以上のピンチを招くことなくゴングが鳴った。
 
 試合後は当然のようにリマッチが話題になっている。ワイルダーは40勝39KO1分、フューリーは27勝19KO1分。
 
 
 セミ格で行われたS・ウェルター級のIBF&WBA戦は、統一チャンピオンのジャレット・ハード(米)が挑戦者ジェイソン・ウェルボーン(英)に4回1分55秒KO勝ち。IBF3度目、WBAスーパー王座は初の防衛に成功した。
 
 この日のハード(22戦全勝15KO)はいまひとつ精彩を欠いた感があった。ガードを固めて前に出てくるウェルボーンに対し、いかにもやりづらそうにして左右のボディーを差し返した。
 
 イギリスの応援団に励まされ、ますますハッスルするウェルボーンは4回に左右のラッシュ。しかしここで反撃に出たハードが右ボディーアッパーを滑り込ませると、ウェルボーンがダウン。レフェリーに10カウントを数えられた。photos:Esther Lin/Showtime
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