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松岡輝&新 大成の双子が同時に日本ユース王座獲得

2018年12月2日 23時26分

 大成ジム主催の「三田から世界へ13」は2日、兵庫県三田市の三田ホテルで日本ユースのダブルタイトルマッチなどが行われた。フェザー級王座決定8回戦は、松岡輝(ひかる=大成)、フライ級王座決定8回戦は松岡新(あらた=大成)が勝利。双子ボクサーが同時にタイトルを獲得した。

同時にタイトルを獲得した兄の輝(左)と弟の新

 メインに登場した兄の輝は大里登(大鵬)と対戦。ジャブの突き合いで先手を取り、ワンツーをヒットして大里を守勢に追い込んだ。

 大里は2回、バッティングで額を負傷。傷口からの出血が目に入って距離がつかみにくくなる不利を背負った。攻撃ペースをつかんだ輝は3、4回とラッシュをかけた。5回、大里の出血がひどくなり、ドクターチェックを受け、試合続行不可能となり試合がストップ。3-0の判定で輝の手が上がった。

輝(右)は最後までよく攻めた

 サウスポーの新は元日本ランカーの太田輝(五代)と対戦。太田がフックを多用して強引に攻め立てたが、フットワークを生かして距離を取り、飛込んでのボディパンチを効かせた。左のショートストレートのカウンターもヒット。太田はロープを背負わせての連打を狙い攻め込もうとしたが、最後まで新の足は止まらなかった。

新(左)は脚を止めず、ファイターの太田に勝利

 試合は弟の新が先に勝ったため兄の輝は「絶対に負けられない強い気持ちで戦った」と気迫勝ちを強調した。2人は「兄弟チャンプになるのが夢だったので実現できたのはうれしいが、まだ実感がわきません」とベルトの重みをかみしめていた。

 アンダーカードのL・フライ級8回戦で、元OPBFミニマム級王者、加納陸(大成)が寺次孝有希(ミサイル工藤)に大差判定勝ち。日本王座挑戦失敗後の再起戦を飾った。

◇日本ユース・フェザー級王座決定8回戦
松岡輝(大成)[5回負傷判定3-0(50-45、49-46、50-4)]大里登(大鵬)

◇日本ユース・フライ級王座決定8回戦
松岡新[3-0(79-73、79-74、78-74)]太田輝(五代)

◇L・フライ級8回戦
加納陸(大成)[3-0(79-74、79-73、80-74)]寺次孝有希(ミサイル工藤)

◇S・フェザー級8回戦
金泰秀(井岡)[3-0(77-75、78-73、76-75)]レイ・ラモス(フィリピン)

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