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吉野修一郎が3連続KO勝ち 圧勝で日本ライト級V3

2018年12月13日 21時40分

 日本ライト級タイトルマッチが13日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」で行われ、チャンピオンの吉野修一郎(三迫)が挑戦者10位の小林和優(RK蒲田)に3回1分37秒TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。試合の模様はフジテレビで15日(土)深夜3時から放送される。

吉野は3回、強烈なダウンを奪った

 元トップアマでデビューから無敗の吉野が、35歳にして初めてタイトル戦の舞台に立つ苦労人の小林を迎えた。

 吉野は初回からKO狙いで小林を攻めた。これに対し小林は吉野の打ち終わりを狙ったが、吉野が優位に立つまで時間はかからなかった。

 吉野は前に出て圧力をかけ、2回終了間際に右を振り下ろして小林にダメージを与えた。3回はさらに攻め立てると、劣勢に立った小林が巻き返そうと前へ。その瞬間、吉野の強烈な左フックが炸裂し、小林はキャンバスに落下。主審が即試合を止めた。

吉野は来年の防衛戦をクリアし、ステップアップを狙う

 吉野は9勝6KO無敗。「今年は防衛戦を含め5回連続でKOできた。来年のチャンピオンカーニバルもKOで倒したい」。指名挑戦者のアクセル住吉(関門JAPAN)とは4月に対戦予定だ。アップセットならずの小林は10勝6KO8敗1分。

佐川(右)は右を当て続けて最後はストップ勝ち

◇フェザー級8回戦
佐川遼(三迫)[TKO8回2分40秒]河村真吾(堺東ミツキ)

 9月に実力者、松本亮(大橋)をTKOで下した日本フェザー級4位の佐川は3回までに距離をつかみ、右を上下に打ち分けてサウスポーの河村を追い込んでいった。河村は強気に足を使う佐川に圧力をかけ、気迫で迫ったが、右をもらい続けて苦しい展開。

 河村の驚異的な粘りにあっていた佐川は8回、右を決めるとスパート。パンチをまとめてストップを呼び込んだ。戦績は6勝4KO1敗。河村は8月、OPBF王者の清水聡(大橋)戦に続く連敗で15勝8KO6敗1分。

4回に岩原の左が炸裂した

◇ライト級8回戦
岩原慶(本多)[TKO4回1分55秒]市川大樹(駿河男児)

 サウスポーの岩原は左、強打の市川は右を打ち込もうと間合いを測り、立ち上がりは静か。両者ともに決め手を欠いて迎えた4回、接近してからの離れ際、岩原の左ストレートで市川がキャンバスにあおむけに。

 岩原は立ち上がった市川を再び左で倒してフィニッシュした。日本S・フェザー級17位の岩原は10勝5KO5敗。同ライト級14位の市川は11勝9KO5敗。

小山内(左)は左のパンチに勢いがあった

◇バンタム級8回戦
小山内幹(ワタナベ)[3-0(77-75、78-74、79-74)]田之岡条(小熊)

 サウスポー対決は瞬発力のある明治大出身の小山内が鋭い踏み込みで左ストレートを打ち込む滑り出し。日本S・フライ級12位の田之岡は受けに回って手数があまり出なかった。

 小山内は左を何度かクリーンヒットしたものの、そのあとが続かず判定勝ちで3勝1KO2敗。中盤からややペースアップしたものの、持ち味の出なかったなかった田之岡は15勝1KO6敗4分。

 なお、第3試合に予定されていた富岡哲也(REBOOT)とジェロニル・ボレスの試合は、フィリピン人ボレスの六島ジムへの移籍手続きが完了せず、エキシビションとして行われた。グローブは10オンス、ヘッドギアなし、採点なしで3分6ラウンドは異例。

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