ロンドン五輪金メダリストの村田諒太（三迫）が東京都板橋区のスポーツ大使に任命され、17日に区役所で行われた委嘱式に出席した。

　同区のスポーツ大使に任命されたのは、ボクシングの村田とロンドン五輪の水泳女子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した加藤ゆか。ともに板橋区在住であることから、スポーツを通して板橋をアピールするスポーツ大使に選ばれた。

　委嘱式に出席した村田は「名誉ある職をいただいて光栄。2020年の東京オリンピックに向けて板橋からも世界に羽ばたく選手が出てくると思う。そういった選手の力に少しでもなれるようにしたい」とあいさつ。新しく作ったスポーツ大使の名刺を手にして「プロボクサーは無職と思われがちなので名刺は助かります」と笑いもとった。

　委嘱式終了後は記者会見に居合わせた関係者に大使の名刺を渡すという“初仕事”を実演。「（東洋大）職員のころを思い出すな～」と感慨にふける村田だった。