2019年3月9日土曜日

ゴロフキンもDAZNと契約 今秋のカネロⅢに前進

 元世界ミドル級3冠王者のゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)がストリーミング配信サービスのDAZNと3年6試合の大型契約を結んだ。DAZNが現地時間8日明らかにした。

36歳のゴロフキン、まだまだやる気だ

 米メディアによると、ゴロフキンのDAZN初戦は6月6日か16日になる見込み。これによりゴロフキンは過去1分1敗の因縁のライバル、WBAスーパー&WBCミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とのラバーマッチに大きく前進した。カネロが5月4日、IBF同級王者ダニエル・ジェイコブス(米)との統一戦に勝利すれば、注目の一戦は9月にも実現する見通しだ。

 DAZNに関してはカネロが昨年、5年11試合で3億6500万ドル(約408臆円)の大型契約を結んで話題を呼んだ。ゴロフキンの契約金は明らかにされていないが、「1試合あたり8ケタ」というから、10億円を超えるファイトマネーが保証される模様だ。

 ゴロフキンは「DAZNはあっという間にビッグイベントをファンが手軽に楽しめる“ボクシングのホーム”に成長した。DAZNの世界戦略は私の目標にマッチしている。私のキャリアのためだけでなく、東ヨーロッパの才能あふれる選手たちにチャンスを与えるという目標だ」とコメントしている。

 ゴロフキンはボクシング中継の主役だった米国有料ケーブルテレビHBOが撤退した後、新しい放送のプラットフォームを探していた。

 そうした中、最初にPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)が2試合のPPV放送をオファー。しかし契約は成立せず。同じく大手スポーツ・メディアのESPNが折衝したが、1月交渉から手を引いた。

 DAZNはジョン・スキッパー会長自らがマッチルーム・スポーツUSAのエディ・ハーン・プロモーターとゴロフキン(36)のロサンゼルス・サンタモニカの自宅を数度訪問。粘り強く交渉にあたり、報道では2月下旬に大筋で合意。細部の詰めを終え正式発表となった。

 DAZNはカネロ、ジェイコブスのほかにも、WBOミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)、WBC・S・ミドル級ダイヤモンド王者カラム・シミス(英)らも傘下に収める。ゴロフキンがDAZNを選択した背景には、このような事情もあったとみられる。