2019年3月17日日曜日

力石政法が日本12位の岩原慶下す、丸木凌介は再起

 17日、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールにて行われた「GREEN Dream vol.8」のメインイベント、61.5キロ契約の8回戦は、日本ライト級下位ランカー同士のサバイバルマッチ。同級13位の力石政法(緑)が同級12位の岩原慶(本多)から2度のダウンを奪い、フルマークの判定で制した。

力石(左)は2度のダウンを奪った

 セミファイナルでは、昨年、暫定を含めて2度の王座決定戦に敗れた日本S・ウェルター級5位の丸木凌介(天熊丸木)が、韓国S・ウェルター級2位のカン・クンウー(韓国)を5回2分35秒で下し、再起戦を勝利で飾った。

◇61.5キロ8回戦
力石政法(緑)[3-0(80-71×2、80-70)]岩原慶(本多)

 ここまでわずか4戦の力石だが、デビュー戦は元韓国王者、2戦目は元日本王者の坂晃典(仲里)、そして前戦も元日本タイトル挑戦者と骨太なマッチメイクが続く。

 サウスポー同士。フェイントを掛け合いながらも見合う時間が多く、レフェリーから「ボックス」の声がかかる中、力石は時折ビックパンチを放ちながら仕掛ける場面をつくる。

 そして2回終了ゴングとほぼ同時にヒットした左ストレートで岩原をキャンバスへ。4回にも力石は再び左ストレートでダウンを奪うと、岩原は前に出る強度を上げて追いかけ、力石が迎え撃って合わす。

 岩原は追いかけなければならない立場なのだが、前に出ても自らあまり手は出さない。お互いが基本的に待ちの選手なのか、力石が仕掛けた時のみ打ち合いとなり、試合が動くという展開が最後まで続き、緊張感がありながらも結果的に大差の採点となった。

再起戦勝利の丸木凌介(右)と会長に就任した兄和也さん

◇70.8キロ8回戦
丸木凌介(天熊丸木)[TKO5回2分35秒]カン・クンウー(韓国)

 立ち上がり、固さの見える丸木だが、これはタイトル戦連敗から再起への不安ではなく、なんと試合1ヶ月前にアバラを骨折し、思うような実戦練習が出来なかったから。序盤は前に出るカンに攻め込まれる場面もあった。

 しかし3回以降、丸木がしっかりとジャブを放ち始めると、たちまちカンは前に出づらくなり、さらに強烈な左フックをコンビで叩き込み、4回には右ストレートでダウンを奪った。

 5回、意を決したカンの猛攻に青コーナーへと追われた丸木だが、果敢に打ち合い、最後は右アッパーから左右フックの連打で押し返すとカンの手が止まり、レフェリーが割って入った。そして勝利のリング上、丸木は「チャンピオンになることだけを考える」と高らかに宣言した。