WBA世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥（大橋）とWBO世界S･フェザー級王者の伊藤雅雪（伴流）が17日、WOWOW辰巳放送センターでIBF世界ウェルター級タイトルマッチのゲスト解説を務め、特番の対談収録にも臨んだ。

　試合は王者エロール・スペンスJr（米）が5階級制覇を目指したマイキー・ガルシア（米）に大差判定勝ち。自らも実質4階級上げてきた井上だが「ガルシアが普通の選手になっていた。あれじゃ階級を上げても意味がない」と辛口にコメントした。

　井上は5月18日（日本時間19日）、英グラスゴーでワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ（WBSS）バンタム級準決勝、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）との試合が決まっている。

　一方の伊藤はその1週間後の25日（日本時間26日）、アメリカでジャメル・へリング（米）との防衛戦が決まっている。

　これに関して井上は「互いに海外で結果を出し、いい勝ち方をすれば、日本のボクシング界も盛り上がる」と話し、伊藤も「僕も続いていい勝ち方ができればと思う」と力強く呼応した。

　井上&伊藤対談「KO必至！井上尚弥＆伊藤雅雪！！世界へ羽ばたく侍ボクサー」は4月27日20時20分からWOWOWで無料放送される。両選手の試合はそれぞれWOWOWで生中継が決まっている。