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山中&リナレス、ダブル世界戦11.10両国国技館

2013年9月26日 17時36分

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)と、WBAライト級3位ホルヘ・リナレス(帝拳)によるダブル世界タイトルマッチが11月10日に両国国技館で開催されることが決まった。山中はWBC8位のアルベルト・ゲバラ(メキシコ)を迎えて5度目の防衛戦。リナレスは3階級制覇をかけてWBAライト級王者リチャード・アブリル(キューバ)に挑戦する。26日都内で開かれた記者会見で発表された。

11.10に出場する粟生、山中、リナレス

 3連続KO防衛で安定政権を築きつつある山中は、タイトルを獲得した2年前のクリスチャン・エスキベル(メキシコ)戦以来となるオーソドックスとの対決。「相手が左だと、どうしても左ストレートをかぶせるように打ってしまう。右だと左がまっすぐ入るので威力は増すと思う」と5試合ぶりとなる右構えとの対決を歓迎した。

 対戦相手のゲバラは18勝6KO1敗1分の23歳。唯一の敗北は昨年12月、当時のIBFバンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ=米)に挑戦して判定負けした試合だ。山中は「バックステップ、サイドステップの多い選手で、つかまえにくいという印象があるけど、最後は必ず倒してみせます」とゴッドレフトの炸裂を予告した。

 元2階級制覇王者のリナレスは、2年前に当時のWBCライト級王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)に挑戦して以来、ライト級で2度目の世界挑戦を迎えた。勝てばファン・カルロス・サルガド(メキシコ)に悪夢の初回KO負けを喫して以来、4年ぶりに世界王者となるだけに「8月の試合の後は1週間しか休まなかったのでコンディションはいい。必ず3階級制覇する」と意気込みは十分だ。

 王者アブリルについては「背が高くてやりにくい選手かもしれない。パンチはないけど、たまにコンビネーションをまとめてくる」と分析。来週から米国ラスベガスにわたり、イスマエル・サラス・トレーナーと二人三脚で世界タイトルマッチに備える予定だ。

 同日の興行では元2階級制覇王者、粟生隆寛(帝拳)の世界前哨戦も行われる(対戦相手未定)。粟生は「(ラスベガスのトレーニングで)足の動き、ステップを使ったディフェンスを練習している。もう1回世界をやってもいい、と思われるような試合をしたい」とライト級に上げての3階級制覇に意欲を見せた。フライ級に転向するWBA世界L・フライ級スーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も出場する。

 ダブル世界タイトルマッチはWOWOWが11月9、10日に開催する「TOUCH! WOWOW2013」というイベントの目玉で、試合の模様は「生中継! エキサイトマッチスペシャル」と題して無料放送される。

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