2019年4月15日月曜日

別府優樹がKO逃す、中村誠康はランカー高橋竜也下す

「ダイナミック・ヤング・ファイト・ボクシング」が15日、後楽園ホールで開催され、メインのウェルター級8回戦は、日本同級4位の“九州のタイソン”別府優樹(久留米櫛間)がキャリア初の判定勝ち。ダブルメインのもう一つ、54.5キロ契約8回戦は、ノーランカーの中村誠康(TEAM10COUNT)が日本バンタム級7位の高橋辰也(ヤマグチ土浦)に競り勝った。

 デビューから日本記録にあと一つと迫る14連続KO勝ちをマークした別府は、昨年10月の日本タイトル挑戦者決定戦で永野祐樹(帝拳)に敗れてからの再起に成功した。

別府は不完全燃焼ながら、いいパンチもヒットしていた

◇ウェルター級8回戦
別府優樹(久留米櫛間)[3-0(79-73、78-74、77-75)]ジェイソン・エゲラ(比)
 フィリピンS・ライト級6位のサウスポー、エゲラはスタンスが広く、上体を柔らかく使いながら左ストレートを狙った。別府は鋭い踏み込みとコンビネーションでエゲラを崩しにかかった。

 しかし4回にエゲラの攻勢を許すとその後は攻めあぐねる展開。ようやく6回に右でダメ―ジを与えたものの、7回も攻勢に出たところで左カウンターをもらう。

 別府は19勝18KO1敗1分。「再起戦なのにしょうもない試合をしてしまった。KOしないと自分の試合じゃない。まだ気持ちは折れていないので、タイトル目指してがんばります」。これまでのように一発ではなく、コンビネーションでKOを狙ったが、うまくいかなかったと振り返った。エゲラは24勝11KO21敗2分。

中村は2回、右の強打で高橋からダウンを奪った

◇54.5キロ8回戦
中村誠康(TEAM10COUNT)[2-1(78-73、77-75、75-76)]高橋竜也(ヤマグチ土浦)
 高橋は中村の右強打を足で外してジャブを突く立ち上がり。しかし2回につかまり、前に出た3回、右を立て続けに食らってヒザを突くダウンを喫した。

 中村はここから高橋を追い回し、高橋は脚とクリンチを使いながら右ショート、アッパーをコツコツと当てて追い上げを図ったが、中村のビッグパンチを時折もらいペースをつかめない。採点は微妙ながら中村の手が挙がった。

 3年ぶりの復帰戦でいきなりランカーから勝利の中村は7勝6KO3敗1分。3度目のタイトル挑戦が遠のいた高橋は30勝21KO9敗5分。

長谷部(右)はよく動いて右を決めた

◇ミニマム級8回戦
長谷部守里(三迫)[3-0(77-75×2、76-75)]デシエルト長池(青木)
 14年9月以来の再戦。日本ミニマム級13位の長池が打ち終わりの右、左ボディで迫り、長谷部が動きながらジャブ、インから右を決めた。長谷部は右をコンスタントにヒットし、4回に右を決めてラッシュすると、主審はカウントを適用。長池はゴングに救われた。

 長池はここから持ち味の馬力と右で盛り返し、後半は接戦に。長谷部がなんとか逃げ切った。リベンジ成功の長谷部は8勝2KO5敗。連敗の長池は11勝2KO5敗2分。

渡部(左)はリーチを生かしてジャブ、右ストレートを使った

◇S・バンタム級8回戦
渡部哲也(青木)[TKO6回1分34秒]本田正二郎(TEAM10COUNT)
 駒沢大出身の渡部がジャブの差し合いで優位に立ち、右ストレートの精度を徐々に高めた。本多は圧力を強めたものの、上背のある渡部がペースが有効打を決め続ける。6回、渡部が右ストレートからの連打でフィニッシュした。渡部は5勝4KO1敗。6連敗の本田は6勝4KO11敗。