2019年5月13日月曜日

黒田雅之が判定負け 6年ぶりの世界挑戦実らず

 IBF世界フライ級タイトルマッチが13日、後楽園ホール「ホープフルファイトvol.30」のメインで行われ、挑戦者4位の黒田雅之(川崎新田)が王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に0-3判定負け。スコアは116-112×2、117-111。ムザラネは2度目の防衛に成功した。

ムザラネの左ジャブを外せず

 体格に勝る黒田が初回から仕掛けた。左フック、右ストレート、左ボディを打ち込んでいき、ガードの高いムザラネを崩しにかかる。パンチ力では黒田が上回っている印象だ。

 ムザラネは2回にジャブの精度を上げてペースアップ。黒田は3、4回と攻めの姿勢を貫き、近づいて左ボディを何度も打ち込むが、王者は左ボディをあまり気にせず、顔面へのパンチはブロックして防いだ。

 3回から右目が腫れてきた黒田は、5回にパンチで左目上部をカット。ムザラネはジャブだけでなく右も決め始めた。6回にも右を食らった黒田だが、ラウンド終盤に右ストレートを決め返すと、ムザラネの足がわずかにフラついたように見えた。

 しかし7回以降、試合のペースは王者が掌握する。黒田はジャブをもらい続け、時折右を浴びてしまうパターン。攻めては左ボディを断続的に決めるものの、ダメージと疲労を蓄積させていった。

 

 劣勢の黒田は9回以降、ガッツを見せて前に出てたが、形勢を逆転するにはいたらない。顔面の腫れはひどくなった黒田は11回、ストップ負け寸前の状態から右を決めてムザラネをグラつかせる。黒田は最後まで逆転を狙ったが、判定決着となった。

 黒田は30勝16KO8敗。13年2月、当時のWBA王者フアン・カルロス・レベコ(亜)に判定負けして以来、6年3ヵ月ぶりの世界戦も実らなかった。ムザラネは38勝25KO2敗。

日本タイトル挑戦を視野に入れる日野

◇フェザー級8回戦
日野僚(川崎新田)[TKO7回1分21秒]諏訪佑(TEAM10COUNT)
 サウスポー対決は、日本フェザー級3位の日野が右のリードを軸に、右フック、左ストレートで機動力を駆使する諏訪を攻めた。優勢の日野は5回、左ストレートを決めて畳みかけ、6回には右フックで追い込んだ。7回に左が決まったところで主審が試合を止めた。日野は13勝8KO1敗2分。諏訪は6勝1KO4敗1分。

及川にTKO勝ちの長谷川(左)

◇60.0キロ8回戦
長谷川慎之介(青木)[TKO7回終了]及川唯(川崎新田)
 サウスポー対決は初回、ガードを固めて前に出る長谷川が左を効かせてラッシュし、いきなり見せ場を作った。長谷川はパンチをまとめるのがうまく、ボディ打ち、アッパーも駆使してその後も優勢をキープした。及川は5、6回に反撃シーンを作ったが、被弾が多く、7回終了時に棄権した。長谷川は9勝7KO2敗1分。及川は7勝4KO6敗。

◇ミドル級6回戦
ワチュクナァツ(マーベラス)[TKO5回21秒]見原恭徳(川崎新田)