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木村翔が中国に出発「カニサレスをぶっ倒す」

2019年5月23日 14時16分

 前WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)が23日、羽田空港発の便でWBA世界L・フライ級タイトルマッチが開催される中国に出発した。木村は26日、中国・江西省撫州市で2階級制覇をかけてレギュラー王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑戦する。WBA同級はスーパー王者に京口紘人(ワタナベ)が君臨する。

「チャレンジャーなのでKOを意識する」と木村

 チーム木村は羽田から上海に飛び、4時間の待ち時間をへて撫州へ。空港から車で1時間半かけて現地入りと、旅程はおよそ9時間。長旅ではあるが「移動は大変ですけど、相手も同じですから」と木村が言うように、ベネズエラから中国入りするカニサレスのほうが大変だろう。

 今回はL・フライ級に階級を落としての挑戦で、減量が一つのポイント。周囲の心配をよそに木村は「フライ級時代とまったく変わらない。減量は順調」とノープロブレムを強調した。22日の練習終わりでリミットまで1.4キロの50.3キロだったというから、言葉通り問題はなさそうだ。

 世界戦が決まってからジムには中国人ファンが連日のように訪れて木村に写真やサインをねだっているそうで、中国での人気は相変わらず。観客の応援も期待でき、木村も「そこは有利だと思う」と感じている。

 今後は日本のみならず、中国でのビッグマッチも希望しており、そのためにも再びベルトを手にすることは絶対条件だ。「打ち合ったら打ち勝つし、チャンピオンが足を使うならつかまえる。カニサレスをぶっ倒してベルトを獲るだけ」と木村。17年7月、上海でゾウ・シミン(中=鄒市明)からタイトルを奪った男が再び中国でベルトを腰に巻く。

WOWOWオンデマンドで先行ライブ配信

 イベントのメインは前WBA・S・バンタム級王者の久保隼(真正)が王者シュ・ツァン(中国=徐燦)に挑戦するWBAフェザー級タイトルマッチ。撫州はシュの地元だ。

 なお試合の模様はWOWOWメンバーズオンデマンドで26日午後8時ごろから先行ライブ配信される。テレビ放送はWOWOWプライムで6月3日午後8時から。

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