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木村翔も及ばず カニサレスに空転させられ完敗

2019年5月27日 0時53分

 前WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)が26日、中国撫州市でWBA世界L・フライ級レギュラー王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に挑戦して0-3判定負け。木村は昨年9月に田中恒成(畑中)に敗れてから、8か月ぶりの世界王者復帰に失敗した。スコアは119-109×2、118-110。

木村(左)は最後までピッチが上がらず、脚も動かなかった

 階級を下げた木村に対し、王者カニサレスは体格で劣るもののスピードは上だった。カニサレスは初回から積極的に打っては動くボクシングを展開。ミスブローを何度も誘って木村を翻弄しにかかった。

 このあたりは木村も織り込み済みか。愚直にカニサレスにプレスをかけ続けた。しかし得意の左ボディはたまにしか決まらず、手数で勝るカニサレスが優勢をキープ。それでも木村はチャンピオンを追いかけ続けた。

 王者の失速を誘いたい木村だが、なかなかカニサレスをつかまえられず、苦しい展開が続いた。6、7回と足を使うカニサレスを追いかけたものの、カウンターを食らって下がるシーンも。木村は右目じりをカットした。

 8回以降も木村は前に出たが、足が重く、疲労も蓄積してきた。パンチは空を切り、攻撃が連続して続かない。木村は最終回に振り回して攻めたが、最後まで相手にダメージを与えることはできなかった。

 木村は2度防衛したWBOフライ級王座を田中に奪われた試合に続き世界戦2連敗。戦績は18勝11KO3敗2分となった。

 カニサレスは16年大みそか、WBA・L・フライ級王者だった田口良一(ワタナベ)に挑戦してドロー。18年3月、小西伶弥(真正)との王座決定戦を制してWBA王座を獲得。今回が2度目の防衛戦だった。戦績は22勝17KO1分。

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