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2013年10月19日土曜日

最強後楽園、内藤ら5選手が挑戦権獲得

 日本タイトル挑戦権獲得トーナメント「最強後楽園」が19日、後楽園ホールで行われ、S・フェザー級の内藤律樹(E&Jカシアス)、S・バンタム級の中嶋孝文(ドリーム)、S・フライ級の戸部洋平(三迫)、L・フライ級の堀川謙一(SFマキ)の4選手が優勝した。カシアス内藤を父に持つ注目の内藤はデビューから8連勝(4KO)。MVPに中嶋、敢闘賞に内藤、技能賞に戸部が選ばれた。

 当初予定されていたS・ウェルター級は、佐々木左之介(ワタナベ)の棄権(引退)により中止。前日計量をクリアした十二村喜久(角海老宝石)が優勝となった。十二村は11月29日、王者の湯場忠志(都城レオS)に挑戦することが既に決まっている。

アッパーを決める内藤(右)

◇S・フェザー級
内藤律樹(E&Jカシアス=3位)[2-0(78-74、77-74、76-76)]泉圭依知(18鴻巣=2位)
 スタイリッシュなサウスポーの内藤が、しつこさが売りのザ・ファイター泉を迎えた。泉は予想通りゴングと同時に激しく前に飛び出した。内藤はフットワークとダッキングで泉の突進をかわし、カウンターのストレートやアッパーを打ち込もうとするが、泉の突進は半端ない。内藤は2回にようやく左をあて、3回からは大きなフットワークを使わずに接近戦で勝負した。
 内藤は上体の動きが柔らかく、ポジションも細かくずらしながら、アッパーや左ストレート、ボディブローを決めた。それでも驚異的なスタミナを誇る泉は一向にペースダウンする気配はなく、試合は内藤が経験したことのない消耗戦に突入する。泉は6回にバッティングで減点1。内藤は左まぶたをカットした。泉の右やボディブローを被弾する場面もあり、終盤は疲れも見せた内藤だが、最後まで集中を切らさずに逃げ切った。日本王者は4度防衛中の金子大樹(横浜光)。

初回、中嶋はいきなりダウンを奪った

◇S・バンタム級8回戦
中嶋孝文(ドリーム=8位)[4回2分19秒TKO]瀬藤幹人(協栄=2位)
 立ち上がりはともに力が入っていた。初回終了間際、中嶋のカウンターが決まり、瀬藤がキャンバスにヒザをついた。2回からは両者ともに手数が少なく、駆け引きとクリンチの多い展開。それでも中嶋が単発ながら右をヒットさせてポイントを獲得した。フィニッシュは4回。瀬藤が攻勢に出て中嶋を守勢に回らせたあと、中嶋のワンツーがきれいに決まって瀬藤がキャンバスに落下。立ち上がったもののフラついてロープにもたれ、レフェリーが試合を止めた。日本王者は3度防衛中の大竹秀典(金子)。

5回、戸部の右が石崎に効いた場面

◇S・フライ級8回戦
戸部洋平(三迫=1位)[5回3分2秒TKO]石崎義人(真正=4位)
 石崎が右ストレートをよく決めて上々の立ち上がり。戸部は1、2回と不安定だったが、徐々に距離を取った本来のスタイルを取り戻した。3回からワンツーボディーなどのコンビネーションが機能するようになり、迎えた5回、右を効かせて追撃の右を打ち込むと、石崎がロープ際にダイブ。主審はノーカウントでTKOを宣告した。日本王者は4度防衛中の帝里木下(千里馬神戸)。

しぶとく勝利したベテラン堀川(右)

◇L・フライ級8回戦
堀川謙一(SFマキ=3位)[2-0(78-75、77-76、76-76)]大内淳雅(角海老宝石=2位)
 スタートは大内がジャブで試合をコントロール。ジャブを起点に右ストレート、右アッパーを堀川に打ち込んだ。先手を取られた堀川は徐々にプレスを強め、左右のフック、ボディ攻撃で追い上げた。後半は堀川が押し込む場面が増え、大内は下がりながら右をヒットさせたものの、堀川がジャッジの支持を集めた。
 日本王者の井上尚弥(大橋)は12月に東洋太平洋王座決定戦への出場が決まっている。井上が日本王座を返上した場合、堀川は決定戦に出場する。