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向井はシーサケットに完敗、9回TKO

2013年11月15日 18時08分

シーサケット(ボクシングニュース)
試合後にインタビューを受ける王者

 WBC世界S・フライ級タイトルマッチが15日、タイのナコンラチャシマで行われ、同級15位の向井寛史(六島)は王者のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)に9回TKO負けした。タイムは1分44秒。シーサケットは初防衛に成功。向井は2度目の世界挑戦に失敗した。

 チャンピオンは佐藤洋太戦と同様にサウスポースタイルでスタート。パワーの差がすぐに明らかとなり、シーサケットがグイグイと圧力をかけながらパンチを振るっていくと、サウスポーの向井はたちまち後退を余儀なくされた。2回に王者が左で挑戦者を倒すと、試合は完全なワンサイドとなった。4回を終わっての公開採点は3者とも40-35。

 KOを狙いビッグパンチを振り回すチャンピオンに対し、向井も勝負に出ようとするのだが、王者の圧力をどうすることもできない。中盤シーサケットが打ち疲れる場面もあったものの、流れは変わらないまま。チャンピオンがボディ攻撃を効果的に繰り出すと、向井のダメージは徐々に深刻なものに。フラフラになりながら気持ちで倒れるのを拒否し続けたが、最後は挑戦者陣営からタオルが投入された。

 8回を終わっての公開採点は79-72が2者で残りが80-71だった。シーサケットは23勝21KO3敗1分。向井は9勝1KO3敗1分。

向井の話「1回と5回のインターバルしか記憶になくて、どういうボクシングをしたか全然覚えてない。そういった面で実力がなかったとしか言えない。気づいたら終わってた。タオルとは思わなかった。自分でもボディが効いてて、『止められてもおかしくないな』と思っていた。完敗です」

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