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宮尾がV3、江畑は獲得ならず 女子ダブル世界戦

2013年11月28日 21時05分

 28日後楽園ホールで行われた女子ダブル世界戦のメインイベント、WBA女子世界L・ミニマム級タイトルマッチは、王者の宮尾綾香(大橋)が指名挑戦者グレッチェン・アバニエル(フィリピン)を3-0の判定で下し3度目の防衛に成功した。スコアは96-94、97-93が2人。

宮尾綾香V3(ボクシングニュース)
アバニエルに右を決める宮尾

 アマ経験が豊富なアバニエルは引いてカウンターを狙うボクシングスタイル。積極的に攻めようとした宮尾に右カウンターを合わせて出鼻をくじいた。脚の動くアバニエルが十分に距離を取り、宮尾が攻めあぐね、前半は手数の少ない展開となった。

 5回にバッティングで顔を腫らした宮尾は、6回に右ストレートをヒットさせたあたりから調子を上げた。パワーでは宮尾が上。ワンツーと返しの左フックで攻勢をアピールし、最終回も疲れの見えるアバニエルを追い込んで試合を終えた。宮尾は12勝1KO1敗。アバニエルは12勝4KO4敗。

江畑(左)は3度目の挑戦も及ばなかった

 IBF女子世界ミニフライ級王座決定戦は、同級7位の江畑佳代子(ワタナベ)が1位のナンシー・フランコ(メキシコ)に3-0の判定で敗れ、3度目の挑戦も失敗に終わった。スコアは96-94、97-93、98-92。

 フランコのがむしゃらに前に出るラフなボクシングに江畑が屈した。頭を下げて前進してくるフランコに、江畑はジャブや右ストレートををヒットさせたが、フランコはお構いないしに懐に入り、ボディ攻撃と右フックで江畑に迫った。

 フランコは技術のある選手ではなかったが、24歳の若さと体力、闘争心は十分にあった。フランコは後半に入ってもブルファイターぶりを発揮。その体力は最後まで衰えることがなく、最終回も37歳の江畑を手数で大きく上回った。江畑は最後まで自分の距離で戦うことができなかった。フランコは12勝4KO5敗2分。江畑は6勝4KO5敗。

◇S・フェザー級8回戦
原純平(大橋)[3-0(80-72×2、78-74)]菊地希望(石橋)
 OPBF同級9位の原がスタートから試合を優位に進めた。5回には右カウンターを決めるとサウスポー菊地が尻もち。ここから原は多彩なパンチで攻めたてたが、菊地が粘りに粘ってKOにはならなかった。

◇女子53.4kg8回戦
天海ツナミ(アルファ)[3回1分59秒TKO]レスリー・ドミンゴ(比)

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