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湯場が初防衛成功、辛くも乱戦制す

2013年11月29日 22時50分

 日本S・ウェルター級タイトルマッチが29日、後楽園ホールで行われ、王者の湯場忠志(都城レオS)が指名挑戦者の十二村喜久(角海老宝石)を2-1の判定で下し初防衛に成功した。スコアは2人が96-95、97-95で湯場、1人が96-95で十二村を支持した。

湯場忠志防衛(ボクシングニュース)
十二村に左を決める湯場

 頭を下げて前に出てくる十二村を湯場が迎え撃つ展開。湯場が十二村の頭を嫌がり、クリンチになると2人がもつれてキャンバスに転がる場面も何度かあった。リングは荒れ模様で、採点の難しい試合となった。

 それでもクリーンヒットの数では湯場が上回っていたように見えた。湯場は後半に入ると脚を使って相打ちを避けるボクシングを展開。ただし全体的に手数が少なかったことで、闘志をむき出しにして前に出続けた十二村がポイントを挙げたラウンドが少なからずあった、という試合だった。

 日本5階級制覇王者の湯場はこれが55戦目。戦績を45勝32KO8敗2分とした。2月に続き湯場に2-1判定で敗れた十二村は16勝4KO9敗4分。

◇フェザー級8回戦
上野則之(RK蒲田)[3-0(77-75×2、78-75)]河野洋佑(新日本木村)
 日本同級4位の上野が左を使って距離をコントロール。河野を中に入らせず、右クロスと左フックを単発ながら決めた。河野は右フックを何度かヒットさせたがあとが続かなかった。

◇56kg契約8回戦
青木幸治(角海老宝石)[3-0(79-74×3)]小澤有毅(筑豊)
 21歳と若い小澤は日本S・バンタム級13位の青木に打撃戦を挑んだがキャリアに勝る青木が一枚上手だった。小澤は迫力があったものの、パンチの精度の差が採点に出た。

岩井大(ボクシングニュース)
岩井(右)はストレート系のパンチがよかった

◇S・フェザー級8回戦
岩井大(三迫)[2-0(76-75×2、76-76)]佐藤通也(石丸)
 岩井は序盤からジャブが冴え、中盤からはワンツーも決まり出した。しかし7回に日本同級9位の佐藤が右アッパーを決めて岩井がダウン。最終回も佐藤が優勢だったが、岩井は中盤までの貯金がものをいった。

◇ミニマム級8回戦
山本浩也(全日本パブリック)[2-1(78-75×2、76-78)]中村一弘(伴流)

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