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八重樫、出入りの激しいボクシングに磨き

2013年11月30日 16時43分

 WBC世界フライ級王者の八重樫東(大橋)が30日、横浜市内のジムで練習を公開した。12月6日両国国技館で迎える指名挑戦者エドガル・ソーサ(メキシコ)とのV2戦に向け順調な仕上がりをアピールした。

八重樫東(ボクシングニュース)
サンドバッグ打ちで汗を流す八重樫

 ミニマム級からフライ級にクラスを上げて3戦目。フライ級が板についてきた印象の八重樫は「前回の試合の延長線上ということで自身の底上げに取り組んできた」というように、今回はいつも以上に多くのスパーリングをこなすなど、貪欲にレベルアップを図った。

八重樫東広背筋(ボクシングニュース)
見事な広背筋を披露

 出入りの激しい本来のボクシングを高めることが前回の試合からのテーマだ。激闘型のイメージが浸透した八重樫だが、もともとはスピードを生かした出入りが真骨頂。ましてミニマム級出身で背の低い八重樫がフライ級で戦うためには、打ち合ってばかりいられないのは当然だろう。

 今回も土居進トレーナーの指導のもと、厳しいフィジカルトレーニングに取り組んだ。「八重樫さんの特徴を考えれば常に動きながら攻撃することが大事。たとえパンチがあたらなくても、動くことによって相手を消耗させることができる」(土居トレーナー)。キビキビと動き回るボクシングを12ラウンド貫くために、筋力アップも含めたスタミナ増強に取り組んだ。発達した広背筋はその証と言えるだろう。

 さらなる進化を遂げた八重樫のボクシングを試す上でソーサは絶好の相手だ。「ソーサ選手は軽量級の強豪で世界的に名前が知られている。その選手に勝つことができれば実力を証明できる」。八重樫の気持ちはいつになく高まっているようだ。

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