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チャンピオンカーニバル発表会

2013年12月10日 19時51分

 第35回チャンピオンカーニバルの発表会が10日、都内で開かれた。今回のカーニバルはミニマム級からヘビー級までの14階級中5階級が王座決定戦となる。

内藤と松崎(ボクシングニュース)
タイトル初挑戦の内藤(左)と3度目の松崎

 金子大樹(横浜光)のタイトル返上によりS・フェザー級は王座決定戦となる。注目はやはり往年の名選手カシアス内藤会長の息子で、デビューから8連勝とその才能を発揮している内藤律樹(22=E&Jカシアス)だろう。

「デビューしたときから最強後楽園で勝って最強の挑戦者としてタイトルに挑みたいと思っていた。9、10戦目くらいとも考えていたのでだいたいその通りになった」。

 こう本人が振り返るように、ここまでの内藤は大きな苦戦もなくタイトルマッチまで歩を進めた。「勝てばチャンピオンなのでお客さんを沸かせるようなアグレッシブな動きを入れていきたい。1ラウンドからどんどん自分からいきたい」。まずは日本タイトルを奪取し、その先につなげるつもりだ。

 対戦相手の松崎博保(31=協栄)は内藤とは対照的なボクシング人生を歩んできた。「ここで負けたら引退という試合がいくつかあった」と振り返るように、試練を乗り越えて手にした3度目のタイトルアタックだ。

 早稲田大学の学生時代に新人王を獲得し、太陽生命に入社後も会社の理解を得てボクシングを続けてきた。「相手が強いのは分かっているけどこっちのほうがプロでのキャリアはある。支えてくれたトレーナーや会社のためにも絶対に勝ちにいく」。3度目の正直にかけるベテランか、カシアスのDNAを受け継ぐ若き才能か─決戦の舞台は2月10日後楽園ホールにセットされた。

 そのほかの対戦カードや日程、記者会見参加選手のコメントは以下の通り。

◇日本ミニマム級王座決定戦(1月17日、後楽園ホール)
2位・大平剛(花形)×3位・多打魔炸獅(TI山形)
大平「せっかくのチャンス。しっかりものにしたい」

木村悠と堀川謙一(ボクシングニュース)
L・フライ級 木村(左)と堀川

◇日本L・フライ級王座決定戦(2月1日、後楽園ホール)
1位・木村悠(帝拳)×2位・堀川謙一(SFマキ)
木村「歴史ある大会に出られて光栄。試合に向けて全力を尽くす」
堀川「日本タイトルは3度目の挑戦。何が何でも勝ちにいく」

◇日本フライ級タイトルマッチ(日時場所未定)
王者・粉川拓也(宮田)と1位・村中優(フラッシュ赤羽)の勝者×4位・黒田雅之(川崎新田)
黒田「村中選手、粉川選手どちらが勝ってもいいように準備している。これに勝って再び世界を目指したい」

帝里木下と戸部洋平(ボクシングニュース)
S・フライ級 帝里(左)と戸部

◇日本S・フライ級タイトルマッチ(3月30日、神戸サンボーホール)
王者・帝里木下(千里馬神戸)×2位・戸部洋平(三迫)
帝里「防衛を5度しているけどまだまだ未熟。それでも着々と世界ランキングは上がってきた。チャンスがあれば世界にいきたい。そのためにも全力で勝ちたい」
戸部「ここでつまずいていられないので、きっちり勝って次を目指したい」

◇日本バンタム級王座決定戦(日時場所未定)
3位・川口裕(グリーンツダ)×4位・益田健太郎(新日本木村)
※益田が12月11日の試合に勝つことが条件
川口「10年かけて追いかけてきたものなので、必ずとって次を目指したい」

大竹秀典と中嶋孝文(ボクシングニュース)
S・バンタム級 大竹(左)と中嶋

◇日本S・バンタム級タイトルマッチ(3月24日、後楽園ホール)
王者・大竹秀典(金子)×3位・中嶋孝文(ドリーム)
大竹「(中嶋と)王座決定戦で対戦したときは2-1の判定勝ち。お互い成長したところを見せて、自分が明確に勝ちたい」
中嶋「リベンジ戦になる。このために最強後楽園で優勝した。万全に仕上げてリングにあがる」

◇日本フェザー級王座決定戦(日時場所未定)
1位・細野悟(大橋)×3位・緒方勇希(角海老宝石)
細野「天笠選手と試合ができると思っていたのでとても残念です」

◇日本S・フェザー級王座決定戦(2月10日、後楽園ホール)
1位・内藤律樹(E&Jカシアス)×2位・松崎博保(協栄)

◇日本ライト級タイトルマッチ(日時場所未定)
王者・加藤善孝(角海老宝石)×6位・鈴木悠平(真正)
※加藤が1月11日に中谷正義(井岡)を下して防衛に成功すればタイトルを返上
加藤「中谷選手は非常に強い選手ですが、勝てばタイトルを返上します。なのでこのカーニバルには出ないことになりますが(笑)よろしくお願いします」

◇日本S・ライト級タイトルマッチ(日時場所未定)
王者・小原佳太(三迫)×対戦相手未定

◇日本ウェルター級タイトルマッチ(3月17日、後楽園ホール)
王者・高山樹延(角海老宝石)×1位・鈴木哲也(六島)

湯場忠志と細川貴之(ボクシングニュース)
S・ウェルター級 湯場(左)と細川

◇日本S・ウェルター級タイトルマッチ(3月4日、後楽園ホール)
王者・湯場忠志(都城レオS)×2位・細川貴之(六島)
湯場「この大会には何度か出場している。大会MVPを目指してがんばりたい」
細川「あまり期待されていないので今日は大阪から1人で来たんですけど、絶対にベルトを獲ります」

中川大資と柴田明雄(ボクシングニュース)
ミドル級 中川(左)と柴田

◇東洋太平洋&日本ミドル級タイトルマッチ(3月1日、後楽園ホール)
日本王者・中川大資(帝拳)×OPBF王者・柴田明雄(ワタナベ)
中川「防衛戦というより東洋タイトルに挑戦する気持ち。しかも相手は一度負けている柴田選手なので並々ならぬ闘志を燃やしています」
柴田「(中川は)名実ともに偉大な選手なので気持ちを引き締めていきたい。やっぱり柴田は強かったと思ってもらえる選手になりたい」

◇日本ヘビー級タイトルマッチ(4月30日、後楽園ホール)
王者・藤本京太郎(角海老宝石)×対戦相手未定
藤本「チャンピオンカーニバルが何なのかイマイチ分からないので帰って勉強します」

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