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村中が新王者に、粉川との世界ランカー対決制す

2013年12月10日 20時58分

村中が粉川下して新王者(ボクシングニュース)
村中(右)はアグレッシブに攻めた

 日本フライ級タイトルマッチが10日、後楽園ホールで行われ、挑戦者の村中優(フラッシュ赤羽)が王者の粉川拓也(宮田)を2-1判定で下し新王者に輝いた。スコアは95-94、96-95(村中)、95-94(粉川)。粉川は4度目の防衛に失敗した。

 世界ランキングは粉川がWBO5位、WBCとIBFが8位、村中がWBA8位という世界ランカー対決。試合は期待にたがわぬ激戦となった。1、2回は粉川の機動力が目を引いた。よく動きながらジャブや右ストレートをヒットさせ上々の滑り出し。しかし3回、村中が離れ際に右フックを見舞うと粉川がダウン。村中はフィニッシュを狙ったが、ここはチャンピオンにしのがれた。

 ピンチを脱した粉川は再び脚を使ってジャブを使い、アウトボクシングを機能させようと試みた。対する村中は前に出てプレッシャーをかけた。4回からは一進一退のシーソーゲーム。3ジャッジが5、7、9回を粉川、6、8回を村中に与えた。

 9、10回と両者は激しく打ち合ったが決着はつかず。採点は割れるほど微妙で、3回のダウンが効いた形となった。勝った村中は19勝5KO2敗1分。王座陥落の粉川は22勝13KO3敗。

◇WBCユースS・フライ級タイトルマッチ10回戦
挑戦者ジョビー・カツマタ(勝又)[2回2分13秒TKO]王者アンヘリート・メリン(比)
 フィリピン出身のサウスポー、OPBF5位のカツマタは初回に左を決めて鮮やかなダウンを奪った。メリンはサウスポーへの対応に四苦八苦。カツマタは2回にも右フック、左ストレートで2度のダウンを奪い、最後はストップ勝ちでタイトルを獲得した。

◇フライ級8回戦
渡邉秀行(ワールド日立)[2-0(77-76、78-76、76-76)]レネ・ダッケル(UNITED)

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