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エストラーダ、荒川再戦回避? W杯参戦へ

2013年3月15日 12時26分

 
ダニエル・エストラーダ

 昨年11月、荒川仁人(八王子中屋)とWBCライト級挑戦者決定戦を争い、10回終了負傷判定勝ちしたダニエル“トレメンド”エストラーダ(メキシコ=WBCライト級2位)が今後のスケジュールを明かした。メキシコのエスト紙によると、エストラーダは4月19日メキシコシティで、同じ荒川戦で獲得したWBCライト級シルバー王座の防衛戦を予定。相手は08年に長谷川穂積(真正)に挑戦し、その後クラスを上げたクリスチャン・ファッシオ(ウルグアイ)。

 WBCは試合管理と結末が論議を呼んだエストラーダと荒川の再戦を促しているが、エストラーダ陣営は消極的。新たにエストラーダをサポートするリングサイド・アメリカというプロモーションはファッシオ戦の勝利を見越して、次なる試合を締結。WBCが主催するワールドカップの初戦で、7月5日ファーサイ・サックリーリン(タイ)と対戦するという。

 もっとも荒川戦が消滅したわけではない。WBC王者エイドリアン・ブロナー(米)がWBAウェルター級王者ポール・マリナージ(米)に挑戦する可能性が高くなっており、空位となる王者を1位の荒川と2位エストラーダが争うことになるかもしれない。

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