来年1月30日カナダ・モントリオールのベルセンターでゴングとなるL･ヘビー級3冠王者セルゲイ“クラッシャー”コバレフ（ロシア）vs元世界王者ジャン・パスカル（カナダ）のキックオフ記者会見が30日（日本時間1日）現地で開かれた。

　両者は今年3月に対戦してコバレフが8回TKO勝ち。戦績を28勝25KO1分無敗としたが、ベテランのパスカル（30勝17KO3敗1分）がクラス最強のコバレフを攻めたてる場面もあり、今回のリマッチが実現した。再び地元で王者に挑むパスカルは「前回の試合で私は8回にコバレフをダウンさせたが、スリップと判定された。今回は新しいトレーナーとコンビを組み、コバレフが想像もつかないような変貌を遂げている。彼は私の強さを思い知るだろう」と王者を挑発。殿堂入りトレーナー、フレディ・ローチとともにコバレフ撃破を狙う。

　一方のコバレフは「私はしゃべるのが仕事ではない。私はファイターだ。1月30日、リングの上で彼の口を封じる」と挑戦者とは対照的に短くコメント。来年はパウンド・フォー・パウンド・ランキングで上位につける前WBA世界S･ミドル級王者アンドレ・ウォード（米）とのビッグマッチが期待されており、ここでつまづくわけにはいかない。Photo/BoxingScene.com