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三好喜美佳が新チャンピオン、OPBF女子SFe級

2016年3月6日 18時51分

 OPBF女子S・フェザー級タイトルマッチが6日、川崎市のとどろきアリーナで行われ、挑戦者で元OPBF女子バンタム級王者の三好喜美佳(川崎新田)が王者の水谷智佳(宮田)に3-0判定勝ちで、2階級制覇を達成した。スコアは79-73×2、80-72。

試合終了と同時に両手を突き上げる三好(右)

 水谷は2010年に獲得したタイトルの初防衛戦。これは対戦相手がいなかったためで、今回は三好がバンタム級から3階級上げて挑戦を名乗り出たためタイトル戦が実現した。

 その三好が開始のゴングと同時に仕掛けた。グイグイと前に出て上下にパンチを散らし、水谷を受けに回らせる。これは「体の大きな水谷に圧をかけられないため」で、作戦がズバリ的中した形だ。三好が4回を終わって40-36×2、39-37でリードした。

 水谷は何とか盛り返そうと反撃を試み、右の強打を何発かヒットさせたが、挑戦者の前進を止めることはできなかった。三好は最後まで失速することなく、試合終了のゴングを聞いた。

「川崎から世界を目指します」とファンにアピールした三好は12勝5KO8敗1分。昨年5月の世界挑戦以来、10か月ぶりの試合だった水谷は14勝7KO6敗。

プロ5戦目の渡部(右)は日本3位の古橋に競り勝つ

◇55.7キロ8回戦
渡部大介(ワタナベ)[3-0(77-76×2、77-75)]古橋岳也(川崎新田)
 日本S・バンタム級3位の古橋は現日本同級王者の石本康隆(帝拳)に無冠戦で敗れた昨年8月以来の試合。渡部は昨年12月の中澤奨(大阪帝拳)戦に続くランカー挑戦。スタートは渡部が力強い左フック、右を決めて先制。古橋は3回から前に出て、フィジカルを生かして渡部を押し込んでいった。これで古橋がペースをつかんだかに見えたが、渡部はここから踏ん張り、5回に再び右をヒットするなどして流れを押し戻した。渡辺は最後まで古橋の圧力に屈せず、接戦をものにした。渡辺は3勝2KO2敗。連敗の古橋は17勝7KO7敗1分。

◇バンタム級8回戦
仁平宗忍(ワタナベ)[3-0(78-75、78-74×2)]大野顕(川崎新田)
 強打が自慢の大野は2回に左ボディを効かせたが、あとは仁平がテンポよくパンチを上下に打ち分け、大野を突き放していった。大野は強打が空転。仁平は8勝1KO1敗2分。大野は6勝5KO4敗1分。

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