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クロフォード強し、スペンスに圧勝 9回TKOでウェルター級4団体統一

2023年7月30日 15時52分

 ラスベガスのT-モバイル・アリーナで29日(日本時間30日)行われたウェルター級4団体統一タイトルマッチはWBO王者テレンス・クロフォード(米)がIBF・WBC・WBAスーパー王者エロール・スペンスJr(米)9回2分32秒TKO勝ち。S・ライト級王者時代に続き、2階級で「比類なきチャンピオン」の座に就いた。(観衆19,990人)

スペンスに一方的勝利を収めたクロフォード㊨ Photo/Esther Lin(SHOWTIME)

 スイッチヒッターのクロフォードは開始ゴングからサウスポー構えで対処。右ジャブの差し合いで終わった初回の後、2回に試合が動く。クロフォードの右が突き刺さり、スペンスがキャンバスに落下した。ペースを引き寄せたWBO王者は右ジャブ、上下のコンビネーションで優勢。4回、左オーバーハンドを口火に反撃するスペンスだが、鼻血を流す。

 5回、右ボディー打ちなどで挽回を図るスペンスだが効果は薄く、クロフォードの右ボディー、左アッパーが支配。顔面の腫れが目立つスペンスは7回、右フックを返す。しかし直後にクロフォードに右を直撃されて2度目のダウンを喫する。そしてラウンド終了間際、またもクロフォードの強烈な右が命中。3冠統一王者はロープ際に横倒しになる。

 意外な一方的な攻防。8回、バランスを崩す場面がありながらも懸命に反撃したスペンスは続く9回にもパンチを返して食い下がる。しかし右を食らって後退。鼻血が止まらないにスペンスにクロフォードが追い込むとレフェリーがストップをかけた。ここまでのスコアカードは3ジャッジとも79-70でクロフォードがリードしていた。

 4ベルト時代に入り初めてウェルター級の4団体統一王者に輝いたクロフォード(35歳)は40勝31KO無敗。これで11連続ストップ勝ち。初黒星のスペンス(33歳)は28勝22KO1敗。

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