WBCは1日、ライト級王者デビン・ヘイニー（米）とS･ライト級王者レジス・プログレス（米）の対戦を認めた。ヘイニーはライト級の休養王者となり、プログレイスと対戦したあと、ライト級に戻るか、S･ライト級にとどまるかを決める。

　ライト級4団体統一王者ヘイニーに対し、WBCは3階級制覇を目指す指名挑戦者シャクール・スティーブンソン（米）との対戦を指令した。しかしヘイニーはプログレイスとの対戦と、その間ライト級王座の保持を要望。WBCはヘイニーを休養王者にシフトすることで要望を叶える形を取った。米メディアによるとこの試合は10月か11月に行われる見通し。

　これによりスティーブンソンが最有力者と戦い、ヘイニーがプログレイス戦後にライト級に戻ると決断した場合、この試合の勝者との対戦を義務づけた。スティーブンソンの相手は発表されていない。

　WBCライト級は1位が元3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）。スティーブンソンと同じトップランクにプロモートされている。5位のフランク・マーティン（米）は先月、挑戦者決定戦“準決勝”でアルテム・ハルチュニャン（アルメニア＝ドイツ）に勝利している。スティーブンソンはどのようは判断を下すのだろうか。