パスカル×ブーテ 元王者2人が土曜日に対決
2014年1月17日 13時05分
2014年1月17日 12時29分
長らくボクシング界のリーダーに君臨したWBCホセ・スライマン会長が16日午前11時、入院していたロサンゼルスのUCLAメディカルセンターで息を引き取った。82歳だった。
スライマン氏は昨年10月、同病院で心臓のバイパス手術を受けた。その後、静養に努め回復に向かっていたが、先月30日、急に病状が悪化。以後持ち直すことがなかった。
スライマン氏はメキシコのタマウリパス州でレバノン移民の息子として生まれた。苦学して建築家として成功し、ボクシング界に進出。メキシコの地方のコミッショナーなどを務めた後、1975年チュニジアで開催されたWBC総会で会長に当選。以後、強力なリーダーシップを発揮して当時新興団体だったWBCを世界最大、最強の統括団体へと導いた。ルール面、選手の安全管理に功績を残し、世界タイトル戦が12ラウンド制に移行したのも同氏の政治力によるもの。“終身会長”であることは暗黙の了解だった。
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