井上尚弥「タパレスのダメージは分からなかった」 偉業を“通過点”としさらなる飛躍誓う
2023年12月26日 23時15分
2023年12月26日 22時41分
井上尚弥(大橋)の前でテンカウントを聞いたものの、10ラウンドまで健闘したマーロン・タパレス(比)。WBAとIBFのベルトを同時に手放した前チャンピオンは、「井上のスピードに驚いた」と語った。
試合後会見に臨んだタパレスは神に感謝し、実際に対峙した井上について「スピードが速かった」と繰り返した。井上の動きについていけず、パンチを合わせるタイミングもつかむことができなかったのだという。これがタパレスの中では最大の敗因という。
フィニッシュシーンのダウンは、それまでのダメージもあっただろうが、タパレス本人は井上に右ストレートをクリーンヒットさせられたのが効いて倒れたと明かした。ボディにも序盤から井上にパワーパンチを集められたが、「いまは何ともない」とタパレスは語っていた。
陣営ともども「できることはすべてやった」とサバサバ。その上で「起きるべきことが起きてしまった」とタパレスは諦観していた。今後、モンスターと戦うことになるボクサーに何かアドバイスはあるかと聞かれると、「グッドラック」とだけ答えた。
MPプロモーションのショーン・ギボンズ社長によると、またタパレスが世界のベルトを奪回するためにキャリアを導きたいといい、「まずは生まれたばかりの子どもと家族と休暇を過ごしてほしい」とねぎらった。
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