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川満俊輝が6回TKO勝ち 日本L・フライ級王座V1 安藤教祐は奮闘及ばず

2024年5月4日 19時53分

 日本L・フライ級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミで行われ、王者の川満俊輝(三迫)が挑戦者1位の安藤教祐(KG大和)に6回2分29秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

川満(右)は持ち前の馬力で攻め続けてストップ勝ち

 両者は21年1月に対戦して川満の初回TKO勝ち。川満は昨年12月、神戸で大内淳雅(姫路木下)からタイトルを奪って初防衛戦、挑戦者決定戦を勝ち上がった安藤とリマッチとなった。

 第1戦と同じように川満が低い姿勢でプレスをかけていった。ボディ攻撃を軸に、早くも安藤を下がらせる。2回、川満の左ボディが立て続けに決まる。安藤も打ち終わりに合わせようとするが、押しているのは川満だ。

 川満が左フックが決まると安藤がグラリ。踏ん張る安藤は頭をつけてボディ打ちを決めるが苦しい。川満はラウンド終盤、右を打ち下ろして安藤をダウン寸前に追い込んだ。

 3回は粘る安藤が右を打ち下ろして攻勢に出るが。ここから川満が盛り返し、今度は安藤が再び右を決め、次は川満が攻めてと、優劣は行ったり来たり。試合は激しい打ち合いとなった。

 4回、川満がジャブで作り直し優勢に立つが、安藤が右アッパーをクリーンヒットして反撃。しかしグイグイと出る川満の勢いが止まらない。

 川満は5回、勝負をかけた。ロープを背負い追い込まれた安藤だが、ここでもカウンターを決めて会場を大いに沸かせる。それでも川満が攻めに攻め、安藤が何とかしのいで打ち返す展開が続いた。5回終了時の採点は50-45、49-46×2で川満がリードした。

 ガッツで踏ん張り続けた安藤だったが被弾が多く、6回に川満の左フックが決まったところで、主審が割って入った。WBC・L・フライ級14位にランクされる28歳の川満は10勝6KO1敗。31歳の安藤は13勝6KO5敗。

川満の話「初防衛戦は気にしてはないですけど、安藤選手はリベンジという強い覚悟でくると思ったので、気持ちを相当用意しなければ勝てないと思った。反省ばかりですけど、勝ててホッとしてます」

◇58.0キロ6回戦
高優一郎(横浜光)[3-0(60-54×3)]ワン・ユウチ(中国)

 拓大出身の高がプロデビュー戦。がっちり体型の高はテンポよくジャブを放ち、右ストレート、左ボディにつなげていく。ワンも打ち終わりにリターンしたが、高がアッパーも交えてワンを崩しにかかった。

 高は4回、ペースアップして連打でワンに迫る。劣勢のワンもガッツを見せ、左フック、右ストレートを強振して応戦するが、高はガードを崩さず、バックステップも使って有効打を許さない。終始ジャブを当てる高はペースをキープして判定勝ちした。高は1勝。ワンは1勝2敗。

◇フライ級4回戦(東日本新人王戦)
鈴木丈太朗(帝拳)[3-0(39-37×3)]中村翔氣(M.T)

◇54.5キロ4回戦
佐藤竜冴(横浜光)[TKO3回1分23秒]上原慶仁(新日本木村)
観衆=1125人

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