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井上尚弥がメキシコ人パートナーとスパー開始 9.3ドヘニー戦に向け準備着々

2024年7月29日 22時10分

 S・バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がメキシコ人パートナーと29日、スパーリングを開始した。大橋ジムより連絡が届いた。井上は9月3日、有明アリーナでWBO2位のTJ・ドヘニー(アイルランド)と防衛戦を行う。

左からバレンスエラ、井上、ガルシア

 メキシコ人パートナーはノリ・バレンスエラ(9勝3KO)とホセ・アンヘル・ガルシア(11勝10KO3分)の2人。ガルシアは3度目の来日。この日は2選手と核ラウンド、計8ラウンドのスパーリングを行った。井上は選手まで別のメキシコ人パートナー2選手とスパーリングを行っていた。写真=大橋ジム提供

■井上の話
―今日のスパーリングの手応えは
「2人のパートナーで8ラウンドを動ききれた。スタミナの確認も含めてやりきれたことに手応えがある」

―2週前にジム内集中合宿に取り組んでいたが疲労は
「もう疲労も抜け、良い状態で(第2陣の)メキシコ勢とのスパーリングを迎えられたと思う」

―バレンスエラ選手は初めて招聘した
「これまでも多くの選手とやってきているので、その選手に対して自分のボクシングをどう当てはめるかを意識している。ドヘニーをイメージと言っても難しいと思う。いろいろな選手に当てはめていく作業を数多くやっていけば、引き出しも増える。ドヘニーの1発、タイミング、クセは少し意識しながらも、練習パートナーに対して自分が動ききれるのか。ここからそういう作業になっていく。それができれば試合でも動ききれるし、対応していけると思う」

―8ラウンドは長めのスパーリングになるが、何度かやっているのか
「先週の木曜日も8ラウンドをやっている。今週、来週はラウンド数を重ねて8月中旬以降、微調整になる。体力勝負ではなく、ラウンド数を少なくして自分のやりたいこと、細かいところを調整していくつもり」

―ドヘニーの試合動画は
「最近の日本でやった3試合のうち、東京ドームの試合だけは見ていない。ラミド戦、中嶋戦はみたが、ラミド戦はすぐに終わっている。確かラミドがサウスポースタイルで戦っていたし、中嶋もサウスポーなので、あまりイメージがわかない。なので、みるのはもっと前のグッドマン戦などですね。ただ何となくドヘニーのボクシング自体は分かっているので、あとは自分がどう戦うかだと思う」

―現時点の心身は
「東京ドームが終わってこのまま高いモチベーションのまま継続できている」

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