October
03
Thursday

Boxing News|Boxing beat

share

22°C Clouds
Tokyo

Home > Match Information > S・ミドル級の旋風エンビリがデレフヤンチェンコと世界前哨戦 あすケベックシティで

S・ミドル級の旋風エンビリがデレフヤンチェンコと世界前哨戦 あすケベックシティで

Aug 17, 2024 10:11 am

 17日カナダ・ケベックシティのビデオトロン・センターで開催されるイベントの前日計量が16日に行われた。メインのS・ミドル級10回戦はカナダでキャリアを進めるクリスチャン・エンビリ(フランス=WBC1位、WBA2位)が2度ミドル級で世界に挑んだセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ=WBC7位)を相手に保持するWBC米大陸&WBAインターナショナル王座の防衛戦に臨む。

デレフヤンチェンコとのテストマッチに臨むエンビリ㊧ Mikey Williams(Top Rank)

 計量でエンビリは167.4ポンド(75.93キロ)、デレフヤンチェンコは167.1ポンド(75.79キロ)をマークしリミットの168ポンドに合格した。

 S・ミドル級3団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス挑戦の射程圏内にいるエンビリ(27勝23KO無敗=29)だが、まだ順番待ちの状況。それでも「この試合が世界タイトルへの最後のステップになってほしいと願っている」と前向きの姿勢をアピール。「試合は10ラウンドまで行くかもしれない」とデレフヤンチェンコのタフネスに敬意を表しつつ「でもノックアウトのチャンスがあれば一気に決めたい」と腕を鳴らした。

 これまでゲンナジー・ゴロフキン、ダニエル・ジェイコブスのミドル級王座に挑戦し、いずれも接戦を繰り広げたデレフヤンチェンコ(15勝10KO5敗)は昨年6月ハイメ・ムンギアとの激闘で小差の判定負け。今回がS・ミドル級3戦目となる。「今までのすべての試合がこの試合を実現させた。彼はストロングでアグレッシブな男だけど私は準備オーケー。私には経験というアドバンテージがある」と38歳のベテランは番狂わせを目指す。

 セミのヘビー級10回戦は同じくカナダを拠点にするアルスランベク・マクムドフ(ロシア)が260ポンドちょうど(117.93キロ)、相手のグイド・ビアネロ(イタリア)は245.8ポンド(111.49キロ)を計測。マクムドフ(19勝18KO1敗)は昨年12月サウジアラビアでアジ・カバイェル(ドイツ)にTKO負けで初黒星。5月に再起して明日のリングに立つ。ビアネロ(12勝10KO2敗1分)は今年4月、世界ランカーのエフェ・アジャグバ(ナイジェリア)に2-1判定負けしたが善戦した。

 セミセミではWBC・S・ミドル級5位オスレイス・イグレシアス(キューバ)が昨年12月、WBA・S・ミドル級レギュラー王者ダビ・モレルに挑んだセナ・アグベコ(ガーナ)と10回戦。またライト級プロスペクト、アブドゥラー・メイソン(米=14勝12KO無敗)がマイク・オーハンJr(米)と8回戦を行う。

 プロモーターはトップランクと地元のアイ・オブ・ザ・タイガー・プロモーション。

Related article
モバイルバージョンを終了