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「圧倒して返り討ちに」井上拓真 堤聖也撃退に自信 

2024年10月4日 1時43分

 「圧倒して勝てるように、そして返り討ちにしてやります」。Prime Video Boxing10(東京・有明アリーナ)の初日13日にWBA世界バンタム級王座3度目の防衛戦を予定する王者井上拓真(大橋)が所属の大橋ジムで公開練習。アマチュア時代に対戦して勝ったことがある挑戦者の堤聖也(角海老宝石)撃退に強い自信をのぞかせた。

多数のメディアの前でバッグ打ちを行う拓真

 堤とは同じ1995年生まれの28歳。「タフで、気持ちの強い選手」と認識している。拓真には高校時代に堤と対戦した時の試合内容についてほとんど記憶はないというものの、プロになってからもスパーリングの経験があり、互いに勝手知った仲でもある。

 堤がサウスポーにもオーソドックスにも変えるスイッチヒッターである点についても、「どんな試合展開でも対応できるよう準備している」と気にしている様子はない。これまで78ラウンドのスパーは様々なタイプとグローブを交わしたというが、一番は兄尚弥に「仮想・堤」になってもらい何度もマスボクシングを重ねたこと。これが大きな自信に繋がっているようだ。「タクは(堤の)どんな動きにも反応素早く対処できる。しっかり距離をキープできれば問題ない」と父の真吾トレーナーも補足する。 

 大橋秀行会長が今度の堤戦を大事な試合というのは「ここをクリアすれば、みんなが望む統一戦に進める」からだ。拓真も「お互いがやりたいと言っている中谷(潤人)選手」と、翌日に防衛戦を控えるWBC王者の名をあげて統一戦を熱望。「決まればすごく(気持ちが)高ぶります」

 そのためにも「堤選手に集中する」と言い「いつもKOを意識していますが、まず勝たないことには……」と、自らに言い聞かせるように語った。

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